怒るチウルス
「き、気にしなくていい。チウルス。私は大丈夫。だから」
「すごく大丈夫なわけないだろ。これからすごくトドメを刺してやるから」
ミツガオはキヅラにとどめを刺そうとするとチウルスは無表情でミツガオを見たあと
「空間転移、あの男」
チウルスはミツガオの方を指すとミツガオの姿は消えチウルスの手のひらに空間ブロックが現れ、そこに小さな何かが見える。
「チウルス。これは?」
「これはチウの作った空間なの。この空間は無限地獄にしてあるの。無限に痛みを与え続け死にそうになれば回復し、そのあとまた同じ苦しみを与えるという空間なの。これ魔族に通じるかはわからないけどでも時間稼ぎにはなると思うの。最初からこうしていればよかったの」
チウルスは俺に説明したあとキヅラに近づき
「キヅラ!大丈夫なの?」
「ふ、ふん。私を誰だと思って、いるの。この程度なら私の異能でどうにかできる」
キヅラは自分に異能を使い、ミツガオに腕を切断される前の自分にまでわかがえらせる。
「しかしチウルスがここまでやるとは驚いたわ。私じゃあんたに勝てないわね」
「チウは多分あんまり目立たない方が役に立てるの。相手がチウいかなら強気でもいけるけど魔王軍となるとチウは慎重に行かないとすぐにやられるの。チウは異能は強いけど戦闘に関してはそこまで自信がないの!」
チウルス。そんなこと言わなくてもお前が強いのはわかってる。それにまだ若いんだから強くなれるさ。俺も若いがチウルスほどは若くないしなぁー。
俺たちはミツガオを倒した後一旦合流し
「みんなここで休んでいてくれ。俺はラウンズの作った休憩所の様子見てくるから」
俺はマルセ達に言うとスルカとマリネットは
「自分は何もしてないんでついていきますよ」
「わ、私も何もしてない!だからついてくよ!」
「いやお前達二人にはマルセ達の護衛を任せたい。アルンとクマンのこともな」
俺は二人に言うと二人は少し悩んだ後首を縦にふり俺はラウンズの作った休憩所に向かった。
ラウンズの休憩所近くではラウンズ第七席のキミスが四本腕の魔族と戦っていた。
「なんだなんだ?ラウンズってやつはこんな弱いもんなのか?まじにつまんないぜ」
「ふ、ふん。最強たるキミスが手を抜いてやっているだけよ。本気を出せばお前など」
「なら早く本気出せよ。出ないとまじで殺すぜ」
四本腕の魔族はキミスに言うがキミスは見た感じ全力かどうかわからない。ただ最強とかいうわりには劣勢だな。下手すれば殺されるんじゃないか?




