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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第6章 エンテイア王国編 序

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ミツガオ

 俺はマルセをマリネット、スルカの二人に任せるとマルセ達とは違いキヅラ達の方はかなり苦戦していた。


「はぁはぁ。こいつは、厄介、だな」

「私をあまり舐めてもらっては困る。すごくすごく困る。すごくわかる?私はすごくイラついているのまさかはじきと防御の二人がやられるなんて。また魔王様に新しい有能なやつをもらわないといけなくなった」


 主人格のミツガオはキヅラに向けノコギリで攻撃するとキヅラは避け、隙を見れば攻撃していたが逆にキヅラの攻撃時にミツガオは腕を斬り落とそうとしていた。


「あぶないの!」


 チウルスが空間ブロックでミツガオのノコギリがキヅラの腕に落ちる前に間にさしこむ。


「さっきからすごく邪魔な子供。あなたがいなければすごく順調に三人とも殺せるのに。無駄な連携で三人ともすごく長生きしているだけ。ほんとすごく無駄」


 ミツガオは空間ブロックからノコギリを抜くと次にチウルスに向かって攻撃するがセフスが透明な手でミツガオの動きをとめる。


「ぬんっっ!」

「今度はまた見えない手ですか。ほんとすごく邪魔。すごく触られてるとこ痒いし、なんとなくで斬り落としてもすごく痛みを感じてないし。すごく不愉快」

「あっしの見えない手を斬り落とすなんで逆にできるよあんたは。でも相手が悪かった。それだけさ」

「相手が悪かった?すごくふざけるなよ。相手が悪いと思うなら早く私を倒してみなよ。そのすごい異能でさ」


 ミツガオはセフスを煽り、セフスはミツガオに見えない手で殴りかかるがミツガオは全て自分の前できりおとす。


「よくもまぁあっしの見えない手を斬り落とせるな」

「そりゃすごく殺気を感じとれるから。すごく簡単に斬り落とせる。問題は」


 セフスの攻撃が終わったあとキヅラはミツガオに近づき接近戦で攻撃する。


「さっきから同じような闘い方。流石にすごく飽きた」


 ミツガオはキヅラの攻撃を避けずに受けると受けた片腕を掴みそこにノコギリを振りおろす。


「さ、させないの!」

「こっちもさせないよ!」


 ミツガオはノコギリをチウルスに向かって投げつけるとチウルスの肩にノコギリは深く刺さる。


「っつ!めちゃくちゃ痛いの!で、でもこれでキヅラは大丈夫......」


チウルスがキヅラを見るとキヅラの片腕は斬り落とされていた。


「な、なんで、おかしいの。なんでキヅラの腕が、おとされてるの?」

「何をすごく驚いてるんですか?この程度のこと造作もありません。ただお前ら人間の攻撃などすごくうけたくなかった。だからすごく避けていたんだけどすごくイラついてきたから報いというやつをあたえただけよ」

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