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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第6章 エンテイア王国編 序

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新たな魔族

 魔物使いを殺したあと順調にエンテイア王国まで進んでいく。

 もうそろそろエンテイア王国、前はアーブルル王国だった場所のはず。サザメのことは見てないが無事だろうか。


「コウタさん。そろそろアーブルル王国だった場所につきますがクマンはどうしますか?戦闘は少しきついですけど軽く動く程度なら大丈夫だとキヅラは言っています」


 魔物使いとの戦闘が完治してないにしてもその状態だときついな。だがここに一人置いていくのも心配だからな。どうしたものか。


「大丈夫、だ。エンテイア王国の前に、ラウンズの、休憩所が設立、されているはずだ。俺はそこで休ませて、もらうよ」


 王国の前にそんなものが作られているのか。便利なもんだな。というかラウンズ達もよくそんなことができるな。

 俺はクマンが言うラウンズの休憩所に向かうと


「こんなところに休憩所をつくるたぁ人間様も俺たち魔族を舐めてるってもんだよなぁ。マジにムカつくぜ」

「すごく理解できます。私達をすごくなめすぎです」


 休憩所らしき場所の前に腕が四本で肌の黒い魔族らしきやつと顔が3つほどある白すぎるくらいの肌の魔族が立っていた。


「でもよミツガオ。マジで毎回思うんだがお前の顔三つってマジで怖いぜ」

「そんなこと言ったらシコウオさんの四本腕も僕からすればすごく怖いです」


 休憩所の前に立つ二人の魔族はにらみあうと休憩所側から


「おいおい。雑魚魔族がこの最強のキミス様の休憩所に何ようだ」

「は?最強?ミツガオ。こいつマジにバカだぜ。俺たちをマジで雑魚呼ばわりしてやがる。こいつの方がマジ雑魚だよな」

「そうですね。私もシコウオさんの意見にすごく賛成です。こいつはどうしますか?背後にまだ敵がいますけど」


 顔が三つの魔族が俺たちをぎょろりとにらむ。嘘だろ。まだそれなりに距離があるのに!?


「魔物使いのやつマジにしくじったみたいだな。マジに使えないやつだぜ」

「すごくわかります。やはり知能の低かったやつにあしどめなんてすごい大役すごくできなかったですね。本体の頭がすごく残念でしたから。能力はすごく強かったのに。それで?すごくどちらをやりますか?シコウオさん」

「そうだな。ミツガオ。背後からくるマジ複数の奴らは頼めるか?お前ならマジ楽勝だろ」

「そうですね。すごく簡単なことです。すごく造作もないですよ」


 三つ顔の魔族が俺たちに近づき腰に装備していた武器、ノコギリのようなもの襲いかかってくる。


「コウタさん!ノコギリを持って顔三つの変態が襲いかかってきますよ!」

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