表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第6章 エンテイア王国編 序

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

347/460

魔物使い 2

「キキキ!コッケイコッケイ。ニンゲンガブザマニヤラレルノヲミルノハサイコウダヨ!」


 魔物使いは愉快そうに笑いながら俺たちに言う。


「お前少しムカつくな。ちょっと待ってろ」


 あいつのあの愉快そうな顔、本当に腹が立つ。存在ごと消してやりたい。


「コウタさん。待ってください。あいつは私がやります」


 マルセは俺の前に出ていう。いや、俺にやらせて欲しいんだが


「マルセ。俺があいつを殺したいから殺すんだ。だから」

「いいえ。ここはひけませんコウタさん。私があのクズ魔族をやらせてもらいます。ああいうクズは見ていて腹が立ちます」


 マルセは装備していた剣を抜くと魔物使いに投げつける。


「バカメ!ワレニハタクサンタテガイルノダヨ!」


 魔物使いは進化させた魔物でマルセの投げた剣を防ぐとマルセは指をパチンと鳴らすと魔物に刺さっていた剣が爆発した。


「ナ!」

「お前の能力とやらは魔物を進化させるだけ。お前が強くなるわけじゃない。だから私はこうしてお前に接近する」


 マルセは次に地面に落ちている魔物だったものをちぎって投げると魔物使いはまた進化させた魔物で防ぐが先ほどと同じように爆発する。


「グゥ!」

「どうしたの?さっきみたいに余裕そうに笑えばいいじゃない。それともこの程度で余裕がなくなるの?お前は弱いやつだな」

「ダ、ダマレ!ワレノノウリョクはサイキョウダ!」


 魔物使いは飛んでいた魔物に能力で出した実を食わせると飛んでいた魔物は素早い動きの魔物に進化する。


「コレナラドウダ!コレデオマエゴトキ、ニンゲンゴトキ!」

「本当にわかってないやつだな」


 マルセは手を前に出すとマルセの進行方向を爆炎で吹き飛ばし、魔物使いの右腕三本と片方の翼が消しとぶ。


「私にとってはそれは意味のないこと。お前みたいなやつは簡単に殺せるの。いい加減理解できた?」

「アリエナイ。アリエナイアリエナイアリエナイ!マオウサマハ!ワレノノウリョクハツヨイト」


 魔物使いがうめいている間にマルセはゆっくり魔物使いに距離を詰め


「もう飽きたよそういうの。とりあえずしんどこうか」

「ア、アァ。イ、イヤダ!ワレハ、マダ!」


 魔物使いが背中を向けて逃げようとした瞬間マルセは爆炎で魔物使いを跡形もなくけした。


「こいつくらいなら私でも殺せます。ですからコウタさんはもう少し体力温存に努めてください。あなたは私たちのリーダーなんですから」


 マルセが魔物使いを殺したあとゆっくり俺にまで近づいてくる。全く頼もしくなったもんだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ