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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第6章 エンテイア王国編 序

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エンテイア王国へ 5

 翌日、俺は自分でも驚くくらいに早起きできた。そしてその原因はアルカナだった。アルカナは俺の前に現れて


「主人様。あなた様にご忠告しておくことがあります」


 忠告?何だ朝っぱらから急に。


「主人様の仲間に裏切り者がいるかもしれません。ですからどうか警戒をおこたらぬように」


 は?裏切り者?俺の仲間に?マルセ達の誰かが俺を裏切っていると?いやそれはおかしい。それならアルカナがはやく気づいているはず。このタイミングで言うってことは。


「ま、まさかクマンかアルンのどちらかが?」

「誰とはわかりませんがそうですね。その二人をお疑いになっていた方がよろしいと思います」


 クマンとアルン、二人のどちらかを疑うか。疑うのはあんまり好きじゃないけどやらないと裏切られてからじゃ遅いしな。だがアルンは昨日会った時、あの時は本音で喋っていたはずだ。だから何か疑いをかけられるようなことをしたとなればおそらくだけどそのあとってことになる。


「いいですか。常に気を張れとはいいませんが油断だけはしないように。私が主人様を守れても主人様は他の、マルセ達を守らないと」

「確かにマルセ達は守らないとだがあいつらも優秀だからそう簡単にはやられんとは思わないけど。でもアルカナ。忠告はありがとう」


 俺はアルカナに言うとアルカナは俺の前から消え、俺は部屋から出たあと宿の前にはすでにみんな集まっていた。


「おいおい。リーダーが1番最後じゃしまらないぜ」

「コウタさん。おはようございます。遅かったですね」


 クマンとアルンがそれぞれ俺に言う。この二人のどちらかが裏切っているのか。油断はできないな。しかしアルカナはよくここまでわかるな。あいつは本当にいい仲間だよ。


「コウタさん。昨日マリネット達から話は聞きました。今日にはもうゴールン都市を出るんですよね」

「そうだよマルセ。まだゴールン都市で何かやり残したことがあるのか?」

「いや、ないよ。昨日セフスの案内をしたくらいだしね。それにまた生きてくればいいだけだよ。私達は別に魔王を倒しに行くんであって死にに行くわけじゃないから」


 そうだな。それはいえてる。俺もみんなをしなせるつもりはない。それに


「シナコのこと。はやく助けないと長い間待たせたけどようやく助けに行ける」


 俺はシナコ達に言うとシナコは何気に寂しそうな目で


「そう、ですね。やっとコウタさんの大事な人を助けに行けますね」


 何でそうな寂しそうな目で言うか知らないがそうだ。やっと助けに行けるんだ。

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