サネルからマートルへ
「こ、こは」
サネルは目を覚ますと目の前にはプルークが座っていた。
「お前、は、もう、死ぬ。あ、足の感覚、が、ないだろう?」
プルークはサネルに言った後サネルは自分の足もとをみるとサネルの足は崩壊を始めていた。
「は、はは。僕はこんなとこで、しかもあんたにとどめをさされるとはね。皮肉なもんだ」
サネルは呆れながらプルークに言う。
「......あの時は、ごめん。マ、マートルを、助けようと、し、したんだけど。兄さんに、こ、殺されかけて」
「そうだね。あの時の僕なら納得できなかったけど今の僕なら納得できる。だってあんたの異能は崩壊、しかも自分がピンチの時にはコントロールできないときた。なら仕方のないことだと思うよ」
「し、仕方ないですませちゃい、いけないよ!だ、だって僕は、僕はマートルのこと」
プルークはサネルに必死に言おうとするとサネルはプルークの口を手でふさぎ
「いいんだよ。これで。僕も奴隷だった過去を消そうとして僕のことを助けてくれようとした恩人を殺そうとした。だから気にする必要はないよ。それにマートルじゃないって言ってるだろ。あの日、マートルは死んで魔王に能力を与えられて僕はサネルになった。いわば敵なんだから敵が死んでそんな泣く必要はない。それにあんたになら、あんたにならみとられても悪い気はしないさ」
俺、イツク・コウタはプルーク達のもとに近づきプルークとサネルが喋っているうちにサネルの体は崩壊が進み、もはや下半身は崩れ、上半身もだんだんと崩れてきていた。
「もうそろそろお別れの時間みたいだな。プルーク」
「そ、うだな。マートル」
「だからサネルだと、ま、いいか。どうせもう死ぬんだ。好きに呼べばいい。プルーク。魔王は強いぞ。僕の予想だと」
「わかっているよ。か、勝てないって言いたいんだろ?じ、自分でもわかってる。多分勝てるのはこいつくらいだろ」
プルークとサネルの会話している時にプルークが俺を指でさす。こいつ俺のこと認めてないんじゃ
「わかっているならいいさ。七大大罪魔族もいることだしね。僕も彼らには近づくことすらできなかったよ」
「七大大罪魔族なら強欲は倒したぞ?」
俺はサネルに聞くとサネルは
「強欲は、生きてる。本当の強欲は前の強欲とは違いかなり強い。だから気をつけろ。油断すれば一瞬で殺されるぞ。イツク・コウタ。君でもな」
そんなに強いのか。新たな強欲は。しかし違う強欲がいたなんて。あの時の戦いは一体なんだったんだ。
「......最後にあんた達と話せてよかったよ。せいぜい頑張りな」
サネルはそこまで言うと体は完全に崩れさり、地面にサネルだった白い粉が残った。




