マートル
僕の名前はマートル、という名前らしい。僕はプルーク・デストロンという人に買われた奴隷だった。僕を買ったご主人様はかわった人だった。上級貴族なのに僕を人として扱ってくれる。それは優しい優しい人だった。僕のことを殴ったり蹴ったりもしない。初めていいご主人様と思っていた頃、ご主人様の兄であるクロウズ・デストロンという人がご主人様の部屋に来て
「このクズ奴隷風情が!人間みたいに過ごしてんじゃねぇよ!」
いきなり部屋に入ってきたかと思えば僕のことを蹴り飛ばししばらく殴ったりなんだりと僕に対し暴力をふるってスッキリした後部屋から出て行った。クロウズが部屋から出て行ってしばらくした後ご主人様であるプルークが部屋に帰ってきておびえている僕の姿を見て怒りをあらわにして部屋を出て行った。
ご主人様は僕のために怒ってくれた。やっぱりいい人なんだ、そう僕はご主人様の部屋で心を落ち着けて数十分後にデストロンの屋敷が崩れようとしていた。
え、なんで、なんで建物が崩れ。それにご主人様は?なんでまたきてくれないの!?
僕はプルークの部屋で建物が崩れこのまま死ぬんだと思った時、僕の頭に直接声が響いてきた。
お前は、こんなところで死ぬのを望むのか?
「い、嫌だ!僕はまだ死にたくはない!僕はまだまだ生きてやりたいことがたくさんあるんだ!」
ならば力をくれてやろう。そしてその場からも助けてやる。ついでにもう一人もな
そこまで聞こえた後、次の瞬間僕の目の前は崩れていく屋敷ではなくどこかの洞窟だった。僕の前には僕に暴力をふるった男、クロウズ・デストロンがほぼ死にかけの状態で床に眠っていた。僕は弱っているやつの姿を見てとどめを刺そうとしたら
「待て。そいつは殺すな。魔王様が助けた男だぞ」
僕の背後から誰かが近づいてきて振り向くとそこには機械の体の人がいた。
「だ、誰!」
「我が名はスーマ。魔王様の部下である。貴様ら人間風情がここに転移させられたということは魔王様は利用価値があるからこそ生かした。違うかな?」
「さ、さぁ?ぼ、僕はただ生きたいと願っただけ。利用価値があるとかそんなのは知らない」
僕はスーマと名乗ったやつに言うとスーマは
「ふん。そんなもの我からすれば知らぬ。貴様も怪我をしていないわけではないのだ。早く傷を治せ。そして魔王様の役に立て」
スーマは僕に言うと僕のこと怪我を治していく。
「これは我が魔王様よりいただいた傷口を塞ぐ能力。傷を治すことも可能だ」




