ゴールン都市
ビルンス村から出た俺たち3人はゴールン都市に向かい、数日かけてゴールン都市についた。ゴールン都市は村とは違ってそれなりに大きい都市で王国よりは大きくはないが冒険者ギルドやショップ、宿屋が多く建っていた。
「やっと。やっと着いたの。都市の中に入るなんて久々なの!興奮するの!」
チウルスはゴールン都市の入り口で興奮しながら言うとマルセは笑いながら
「ふふ。可愛いわね。チウルスちゃん」
「ご、ごめんなの。興奮しすぎたの。ビルンス村を追い出されてから森の中で生活してたから久々に宿屋に泊まれると思うと感激で。嬉しくて嬉しくてたまらないの!」
「やばぁ。ほんと可愛いはチウルスちゃん。コウタさんもそう思わない?」
チウルスが可愛いことに関しては確かに共感する。ここに来るまでの数日の間も子供のように無邪気にはしゃいだり、俺たちの役にたとうと頑張ってくれたり。なんて可愛い子なんだと思うくらい。妹みたいな感じだな。本当に。
「か、可愛くなんてないの!チウはチウの思う通りにしてるだけなの!」
「ええ。チウルスちゃんはそれでいいのよ。コウタさん。ゴールン都市には着いたけどこれからどうする?」
マルセが俺に聞くと俺はとりあえず
「まずは宿を決めてしばらくはここで生活しようか。ここなら俺たちも大人しく暮らせるだろうし、それに2人も呪いもちでしばらく大変だっただろ?ここに来るまでも色々あったから数日はこの都市を満喫するといい。一応金銭的にも1週間は余裕があると思うから1週間は各々がやりたいことをしよう」
俺は2人に言うと2人は「わかった」「わかったの!」と言い、俺たちはまず宿屋を探す。都市の中でもそこそこいい宿に決め、料金を聞いた後に自分の財布をみるといい感じに1週間はいけそうだ。この金はアワレテ村の村長が「クズシの形見だ」といって俺にくれた。中には大量の金貨が入っていて、その時は思わず号泣したなぁ。
俺たちはゴールン都市で生活を始め、ちょうど3日目あたりに俺はゴールン都市の中にあるショップをまわっていると頭の中でアルカナが急に語りかけてくる。
「お久しぶりです。主人様。少々よろしいでしょうか?」
ああ。構わない。どうした?
「微力ながら呪いもちの異能を持つ方がここよりさらに奥の方にいます。尋ねてみてはどうですか?」
アルカナに言われ俺はアルカナが感じたという呪いもちの異能を持つ人がいるであろう場所へと歩く。
ゴールン都市には大きくわけて4つのエリアがある、入り口付近には冒険者ギルド、入り口から右側へ行くと宿屋などショップのあるエリア、左側は帝国軍人たちの詰め所、そして俺が今から向かう場所はゴールン都市でもっとも嫌な場所、廃棄場だ。




