プルーク 2
僕ことプルーク・デストロンは帝国の貴族として生まれた。貴族としても下級、中級、上級とあり僕は上級貴族の方だった。
「いいかプルーク。我々上級貴族は奴隷を買って遊ぶんだ。お前も六歳になったんだから奴隷を買わないとな」
父は僕に奴隷をかうよう六歳の誕生日に言った。僕と父は帝国の市場の方に行くと普通の野菜とか売っている店で父が店員の人と話すと
「お客様のご要望は理解できました。こちらにいらしてください」
僕と父は店員に案内され裏路地の方に連れて行かれると店員が地面に触れるとそこには地下通路が現れる。
「お客様こちらにおこしください。安心してください。私の異能隠蔽で隠すことにしては完璧です。軍にも気づかれません」
店員の人は僕に言った後、僕と父は店員に続いて地下の階段をおりていく。
階段を降りた先の部屋では牢に囚われている人間や魔物が何人もいた。
「さぁ。プルーク。お前の好きなものを一人選びなさい。私が買ってあげよう」
父は僕に言うと僕はとりあえず商品になっている奴隷を見て一際見た目が弱そうな奴隷を欲しいと父に言うと父は不機嫌そうなかだったが
「弱いやつ、か。奴隷に弱いもクソもないと思うんだが?どうせ痛めつけることになるんだ。どうせなら強そうなやつにしときなさい」
父は僕に言ったが僕はやっぱり弱い奴が欲しかった。だって僕は弱い奴を助けたいから。
「......弱い奴隷を買うか。お前というやつは本当に変わらんな。私の息子かと疑うくらいだ。だがいいだろう。奴隷を飼うことで奴隷の扱いを覚え優越感というものを覚えてもらわないとな。デストロンの子として恥をかかないようにな」
父は僕に言うと僕は弱そうな奴隷を飼った後家に帰り、飼った奴隷に優しく接しようとすると奴隷はひどく怯え
「ぶ、ぶたないでください。な、何でもしますから」
「ぶつ?僕はそうな暴力的なことはしないよ」
「う、嘘はつかないでください。今まで奴隷を買って行った方々は奴隷をボロボロにして市場に売りかえしていました。気に食わないとかよくわからない理由で」
奴隷はひどく怯えながら言うが僕は気にせず
「大丈夫。僕は君に危害を加えるつもりはない。だから安心して」
「安心?安心って何ですか?じゃ僕はどうしていれば」
奴隷の子は僕に聞くと僕は奴隷の子の頭を撫で安心させた。
奴隷の子には名前、男だったからマートルと適当に名前をつけてしばらく共に生活した。父にはバレないよう僕はマートルを部屋から出さなかった。




