ゴールン都市の道中
俺たちはゴールン都市に向かう間数日かかるのだがやはり帝国とはかなり距離があるらしい。
「コウタ。ゴールン都市までは俺が案内する。借りが二つもできてしまったからな」
二つ?カタグリ組でのことしかないだろ?
「カタグリ組のことともう一つはソウガのことさ。あいつに聞いたんだよ。奴隷街でまた借りができたって。今ソウガのやつは忙しくしてるから俺がソウガの代わりにお前たちにかりをかえそうと思ってな。カタグリ組でもみっともないとこしか見せてないからな」
クマンは俺にいうが別に俺はあまり気にしていない。
「ゴールン都市付近も最近になって魔物が活発らしいです。みなさんお気をつけて」
プルークと一緒にきたラウンズのクマンともう一人、第八席のアルンが言う。
「みなさんお気をつけてってお前は前には出ないのか?」
「私は戦闘向きではありませんので皆さんにお任せします」
戦闘向きじゃないラウンズって頭使う系なのかこいつは。
「おいクマン。あいつあんなこと言ってるけどいいのかよ。仮にもラウンズなんだろ?」
「そうだな。別に構わないと思うよ。俺もあいつが戦っているところは見たことないからさ。プルークに任せるよ」
クマンがプルークという名前を出した瞬間、プルークは腰に装備していないロングソードを抜き
「プルークさん、だ。仮の五席風情がわ、私を呼び捨てするな」
「仮とはよくいう。俺は一応五席の実力はあるとは思うよ。ソウガのやつはコウオさんには敵わないとは思うがあなたには勝てると思うよ。プルーク」
「へ、減らず口を。今ここで斬ってやろうか?」
プルークはクマンに言っていると俺たちの前に黒い毛皮の濃い狼のような魔物が現れた。
「シッ!」
プルークは抜いていたロングソードで遠くから突きをくらわせると黒い毛皮の狼のような魔物は腹部に穴が空いて地面に倒れた。
あれがプルークの異能か?
「ぼ、僕の攻撃は突くだけなら少し距離があっても穴を空けるかへこませるくらいはできるよ」
異能じゃない攻撃でこの威力だと!?驚いた。こいつは強いじゃないか?
「だめだよ。コウタさん。今の突きだけでこいつを認めちゃ。プルークの今の攻撃は一発うてばしばらくこいつ普通に攻撃出来ないから」
......ん?今なんて?
「ぼ、僕はい、一撃必殺にかけてるんだよ。そ、そうしないとか、かっこよくないし。あ、後異能は極力使いたくないから余程のことがない限り使わない」
かっこいいとかでそんなリスクしかない攻撃するのか?感心していたのが一気に呆れに変わったぞ。




