アーブルル王国サイド 1
コウタ達がゴールン都市に向かう頃、アーブルル王国では城の会議室で会議を行なっていた。異世界召喚されてから1か月と数日でコウタのクラスメイト達は頭角をあらわし、なかでも突出した結果を出していた5人はアーブルル王国、5将軍に任命されたが5将軍は変更し、5チームというものに変更された。
会議室ではクラスメイトの5チームのリーダー格が集まっていた。
「ったく会議なんて面倒だな」
会議室の5個の席のうち、1つにアキラが座る。
「早く終わらせようぜ。こんな退屈なこと」
椅子の上でふんぞりかえっていると5人のうち、メガネをかけた男が
「アキラ君。秩序を乱すのはやめたまえ。また私にぼこぼこにされたいのか?」
「は?次は俺がボコボコにするし。むしろお前なんて異能がなければ強くもなんとも」
「私は君には普通に近接戦闘ならかてるさ。異能を使わなくてもね」
アキラとメガネをかけている男が睨んでいると5人のうち3人目の男、見た目は髪の毛は青くストレートなロングヘアーで体は細すぎず太くもない。程よい体型というやつだ。
「みっともないからやめなよアキラに会長」
「は!こいつが生意気言うから俺はあわせてやってるだけさ。なぁ?メガネ会長?」
「誰がメガネ会長だ。私の名はマダラメ・スクレンだ!覚えとけ!」
会長と呼ばれていた男はアキラに名乗るとアキラは
「あー。はいはい。わかりましたよ。スクレンって呼べばいいんだろ?面倒な男だ」
「お前にだけは言われたくない言葉だな」
2人はいつまでもいがみあっていると2人を止めようとした青髪ストレートロングヘアーの男が
「なぁ。これじゃいつまでたっても話が進まない。どうするよシナコ」
「・・・この2人のことは放っておいて話を進めましょう。サザメ」
5人のうちの4人め、シナコは青髪ストレートロングヘアーの男、サザメに言う。
「そうだね。それじゃはじめよう。その前に」
サザメは会議室で椅子に座って寝ている小柄な女の子の体を揺らす。
「起きろー。会議を始めるぞ。マナカ」
「う、うーん。もうご飯ですか?なら起きますー」
「いやいや今から会議だから。ご飯はまだだよ」
サザメは椅子に座って寝ている小柄な子、マナカに言うがマナカは
「会議なら勝手にやってー。マナカは眠いからご飯まで寝るですー」
「・・・はぁ。5チームのリーダーはなんでこう自由な奴らが多いんだか。おいのような男が1番まともとは悲しいよ」
「そうね。まともなのはあんたと私くらいしかいないから大変よね。はぁ」
シナコとサザメは2人してため息をついていた。




