強欲
タードスは俺の攻撃を防いでいたが俺は少し奴と戯れた後剣で奴の腹部にかなり深手の袈裟斬りをくらわせる。
「!!」
「最後の優しさだ。口元はひらいてやるよ。喉は潰すけどな」
俺は剣で喉仏を刺した後タードスは泣きながら
「カ、カヒュ!」
「何言いたいか知らないけどなぁ。お前の愛とか気持ち悪いんだよ。そんなに誰かを愛したいならまずは自分のやったことをあらためるべきだったな。それじゃあな」
俺がタードスにとどめを刺そうとすると急に俺の前に知らない男が現れた。なんだこいつ!一体どこから!?
「やはりお前は使えないままだなタードス。人間風情におくれをとるとは強欲の配下、もとい魔族の恥。人間に殺されるくらいなら我が貴様の心臓をえぐろう」
俺の前に現れた黒い翼を特徴とした魔族はタードスの胸部に触れると心臓を抉りとり、手にのった心臓を握り潰す。
「さて。魔族の恥は殺したことだしここからは我がやってやろう。暗躍には疲れた。我には向いておらぬ。我はやはり思うままに生き、思うがままに敵を殺す。我は七大大罪魔族の一人。強欲のゴヨーテ。貴様らの命を奪う魔族の名だ。あの世で自慢するといい」
ゴヨーテと名乗った魔族は一番近くにいた俺の胸部に触れようとしたが俺は位置の入れ替えの異能を使い、俺とゴヨーテの位置を入れ替えゴヨーテの攻撃を回避する。
あ、あぶねぇ!あんなもんくらったらひとたまりもないぞ!
「コウタさん!気をつけて下さい!」
スルカが俺に言った後俺と地面に落ちていた石ころの位置を入れ替え俺は無事ゴヨーテから距離を取ることに成功する。スルカ!助かったぜ!
「位置の入れ替えとは小癪だな。我はそういった小細工的な異能は嫌いなんだ。時間稼ぎにしかならんような、な!」
「それは人の使い方によるよ。自分の異能は味方の回避もできればこうげきもできる」
スルカはゴヨーテに言った後何かと位置を入れ替えゴヨーテの頭上に巨大な石が出現した。
「これはこれは!確かに使い方によれば変わるものだなぁ!だがこの程度で我はやれぬよ!」
ゴヨーテは落ちてくる巨大な石の中心をえぐりとるように手でとる。
「ま、そう簡単にはいきませんか。でもここであなたをしとめればコロックが出てくるはず」
スルカはゴヨーテに言うとゴヨーテは軽く笑い
「あの魔王様にやたらと気に入られている人間か。我を倒したところで来ないよあいつは。我は人間は嫌いだからやつ自身毛嫌いしていた。それにまず大前提が無理だ。我を倒すというな!」




