タードスの能力
「!?。私の糸が、な、なんで?」
「わからないかい?これもひとえに僕の愛、さ!」
タードスは鎌でマリネットの首を狙う。俺の仲間をそう簡単にやらせるかよ。
俺はタードスの鎌に糸を巻き、タードスの手からとりあげる。
「おぉ?」
「そう簡単にはやらせねぇよ」
俺はタードスに言った後奴は不機嫌な顔で俺を睨み
「僕の愛の邪魔をした奴は死ぬんだよ?人間如きがでしゃばるなよ?大人しく自分が死ぬ番になるまで震えとけカスが!」
タードスは俺に向けて一呼吸終えた後
「ひざまづけ!」
俺にひざまづけといってきたが俺には何もおきない。こいつ何してんだ?ひざまづけって。なんで俺がお前みたいなやつにひざまづかないとだめなんだ?
「俺の前に逆にひざまづけよ!」
俺は剣でやつに斬りかかると俺が動いたことに何故か奴は驚いていた。何を不思議がる必要がある?俺が動けるのは当たり前のことだろうが。
「主人様。何故あの魔族が驚いているか私がお教えします」
俺の頭にアルカナが直接語りかけてくる。お、アルカナ。久々だな。
「お久しぶりです主人様。最近はあまり出てこられず申し訳ありません」
別に構わないさ。俺一人でも戦えるようにならないとダメだからな。
「そう言ってくださると私もありがたいです。それであの敵、タードスですがあいつはまずは魔族です。そして魔族には異能は効きません。さっきのマリネットの糸を見ればわかりますよね?」
そうだな。奴の糸は、マリネットの糸はそう簡単にきれるもんじゃない。だが奴の言葉だけできれるなんておかしい。
「あいつの能力、言葉による支配はやつが対象に喋った言葉がその通りになるらしいです。あのタードスはさらにその上をいき対象をとらずともいけるらしいです。ただ弱点としましては強い言葉を使い過ぎると喉を痛めること、それと一呼吸しないとつかえないことです」
なるほど。それでさっきから言葉を発する時に一呼吸ついてるわけか。
俺はアルカナの言葉を聞いた後奴の口を粘着糸で口があかないようにくっつける。
「!?」
「これでお前の異能、いや能力を封じたわけだ。さて、後は痛ぶるだけだ」
俺はタードスに言うとタードスは地面におとさせた鎌を拾って俺にかまえる。必死に口を開けようとしているが無駄だ。呼吸ができなくなるのと俺に殺されるのどっちが先だろうな?
俺は剣でまたやつに斬りかかり奴は鎌で応戦する。こんな勝ち方あまり好きじゃないからまじめにやりあおうか。
「おらおらおら!どうした!せめないと勝てないぞ!」
「ーー!?。ーー!」




