奴隷街に潜む悪
「ありがとう。お前の名前は?」
「私はマリネットといいます。よろしくです」
マリネットがザクトに名乗った後ザクトが
「お前たちには借りができてしまったな。とりあえず子供達のいる場所に案内しよう。そこで話をしようではないか」
ザクトは俺たちに言った後に俺たちの前にまた謎の男がゆっくりと近づいてきた。
「ザクトくーん。ちゃんと仕事してもらわないと困るよー。せっかくご丁寧に君に情報をあげたって言うのに。全くつくづく人間って奴は使えない」
男の特徴は首にマフラーを巻いて口元を隠しており白いテイシャツには大きな文字で姫愛と書かれていた。手には大きな鎌を持っており死神のようなたたずまいだった。
「お前はタードス殿。なぜこちらに?」
「いやいや。君の様子を見にきたわけよ。僕優しいからさ。姫の愛ある攻撃を受けたりなんだりもしてるからさ。愛があるってわけ。どれだけ無能なやつにでもね」
タードスと呼ばれた男は持っていた大きな鎌をザクトに向けるとザクトに攻撃し、ザクトは薙刀でタードスの攻撃をとめる。
こいつら仲間じゃないのか?だがあのタードスとか言う男の口ぶりからするにザクトは利用されていた?
タードスは口元を隠しているマフラーから口を出すと
「武器を捨てろ」
タードスが言うとザクトはなぜか武器を落とし、ザクトは薙刀を地面に落とした。そしてタードスの鎌がザクトの体を斜めに両断した。
「そんな、なんで、ター、ドス、殿」
「なんでって?愛しているからこそ僕は君に手を下してあげたんだ。僕は強欲のゴヨーテ様の配下、タードス。僕はほしい者は全て自分で奪い取るのが好きなんだよ。僕はね、みんなの愛がほしいんだ。そして君が死ねば君の愛という感情は僕だけのものになる。ああ!たまらないよ!殺しというのは僕の承認欲求を満たしてくれる。ああ!強欲最高!ゴヨーテ様最高!」
タードスはザクトを殺した後一人悶えながら叫んでいた。こいつ、めっちゃ変態だし見ていてかなり腹が立つな。
「さて。使えない道具を愛で殺してあげたし次に僕は君達を殺そうか。ゴヨーテ様にはやらせない。それが僕の愛だから」
タードスは鎌を構えて俺たちに近づくとマリネットは糸の異能を使い切断糸の防御まくをはる。
「や、やらせません!」
「全く。僕が愛してやるというのにこんな糸如きで僕の愛を阻もうだなんて。愛しくて愛しくて殺したくなるじゃないか」
タードスは一呼吸ついた後に
「糸よ。きれろ」
タードスが言った後にマリネットの切断糸は全てきれていた。




