奴隷街のザクト
「まぁ待て。俺の話を聞け」
「離れろ。悪人臭がする。我が正義の匂いが汚れる」
悪人臭ってなんだよ。それに正義の匂いってどんな匂いだよ。
「我が正義の匂いは悪人にはわからぬ。正義の匂いは自分に正義があるものにしか感じ取れんのだ」
「そうか。なら俺も正義臭のはずだが?」
「悪人は悪人臭しかせん。正義臭は我の認めたやつにしかせんのだ」
ザクトは俺に言ったあと俺の急所を狙い蹴り上げようとするところを俺は蹴り上がる前に剣の刃の部分をいれザクトの攻撃をとめる。
「我の正義の蹴りをそんな卑怯なてでとめるとは。やはり悪人のやることは違う」
人のことをいちいち悪人悪人とうるさいやつだな。
「人のことを悪人呼ばわりする奴の方が悪人なんだよ。殺してやろうか?今ここで」
「残念ながら我がお前に殺されることなどない。お前は我より弱いから我が殺されることなどない」
ザクトは俺の足から剣を抜くと一旦俺から距離をとる。
「その足で俺にどう勝つつもりだ?」
「こんなもの我にすればかすり傷よ。お前が勝ったつもりでいるならお前は我には勝てぬ。我が異能は敵の慢心によって発動する」
慢心?じゃ俺が慢心とか油断しなきゃもうこいつに勝てるのか?なら貫通糸で
俺は貫通糸をザクトに向かって放とうとすると普通は絡まらないはずの貫通糸がなぜか絡まった。
「な、なんで急に絡まって」
「ふ。やはり我の正義の前にお前の異能は揺らいだ。だからこそ我に勝機あり!」
ザクトは薙刀で俺に斬りかかるが俺は防御糸を張る。だが何故か防御糸もザクトが攻撃してきたところだけ弱くできていた。
「なんだ?さっきから俺の異能の調子が」
「我が異能は感覚、そして異能の鈍り。そして我がピンチになればなるほどこの異能は強化される。逆を言えば我がピンチでない限り我の異能はそんなに強くない。今の我はピンチもピンチ。なんせ片足がもうおちそうだからな」
ザクトは俺が剣を深くいれた足をみせながら俺にいう。ようはピンチであるほど自分に運が向かってくる的な異能か?
「正義正義という割にはそんな異能でそんなスタイルで戦うんだな」
「なんとでも言えばいい。それが我の正義。そして我という正義があるまえに我が認めた以外の正義はことごとく負ける。つまりお前ら悪人は我には勝てないということだ」
俺がザクトの攻撃を避けた後にザクトが言うとザクトはゆっくり俺に攻撃してくる
「なら俺は異能を使わずにお前を倒してやるよ」
「ふん。我が体術でお前に劣ると?寝言は寝て言うがいい」




