表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第5章 エンディグ帝国編 問題解決

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

294/460

空席

 ザムルの遺体を俺は担いで城の入り口にまで運ぶと城の入り口にはなぜか帝王であるスメラギが立っていた。


「そなたは、そなたが背負っているのはザムルか?」


 スメラギは俺に聞くと俺は首を立てにふる。


「そうか。ザムルがやられてしまったか。惜しいことだ。このことは皆に、ラウンズの皆に伝えねば」

「ま、待って下さい!帝王様!」


 俺と一緒に来たセフスがスメラギに頭を下げると


「君は確か、セフス、だったかな?」

「はい。あっしはセフス・トメンです。帝王様。ラウンズが、ましてや帝国の民が、あなたのために尽くした民が死んだのですよ!」

「それはそうだがそれだけの話よ。こんなことでいちいち妾もうろたえてはおれぬからな」


 スメラギはたんたんとセフスに言ってはいるが手をぐっと握りしめ、そこからは血が溢れていた。


「......あっしが悪かったです。帝王様。邪魔してすいませんでした」

「いやかまわない。友の死でそうなることはよくわかっているわ。だから妾は気にせぬ。そなたは守るべき民でもあるからな。ザムルの件は妾がいたらぬ王ですまなかった」


 スメラギはセフスに頭を下げるとセフスは慌てて


「そ、そんな、顔をあげて下さい!あっしはもういいですから。帝王様の気持ちはよく伝わりましたから」

「そうか。では妾はいく。イツク・コウタ。そなたはあとからでいいから王の間に来てくれんか?迎えは行かせるから城の入り口らへんで待っていてくれ」


 スメラギは俺に言った後どこかへ行き、俺とセフスも城の入り口らへんに戻るとマルセ達はすでに集まっていた。


「コウタさん。ザムルは見つかったんですか?私達は見つからなかったので一旦ここに戻ってきたんですが」

「ああ。ザムルなら見つけたよ。......ザムルは死んでいた」


 俺はマルセ達に言うとマルセ達は下を向く。あんまり話してないけど一緒にいた時間はそれなりにあるしな。マルセはわからんがチウルスとかはへこんでいるかもな。

 俺たちはしばらく城の入り口にいると俺たちのもとに仮面をつけている男が近づいてきた。


「あれは、ジャズミ」

「また会いましたな。あなた方はコウタ様チームでよろしいですよね?」

「ああ。そうだ。それでお前は誰だ?キヅラ以外はお前が誰だかわからないんだが」

「名乗るのがおくれました。拙者はラウンズの第六席、ジャズミと申します。以後おみしりおきを」


 ジャズミは俺たちに自己紹介した後頭を下げる。


「今回は拙者が帝王様のもとに案内させていただきます」


 ジャズミが俺たちに言った後俺たちはジャズミの後について行った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ