ラウンズの戦い方
ザムルはキミエルに言うとキミエルは驚いた顔で
「そ、そんな、私はもう、限界だというのに」
「そうかい。ま、ラウンズの底辺でもある私によくやった方だよ。君の異能は確かに私の異能とは相性が悪い。だがね、それだけの話ってやつだよ」
ザムルは機械の腕を自分の腕に作ると
「ウェポンアーム・タイラント!」
ザムルは巨大な腕でキミエルを潰すとキミエルは地面に仰向けに倒れ血を大量に吐く。
「がはっ!」
「死なないように加減してあげたんだ。さ、君の組織のメンバー、全員城に連れてこい。でないと次は殺すよ」
「は、はは。甘い、やつ、だ。だけど、それは、無理な話、だよ。私は、確かに、組織ゴウヨクのリーダーでは、あるが、メンバーに命令を、だして、いたのは私ではない。だから」
ザムルが異能世界を解除してキミエルにゆっくり近づくとザムルは口から急に血を吹き出す。
「がっ。な、んだ、これ」
ザムルは自分に何がおきたか確認するため自分の体を見ると腹部から刃物が突き出ていた。
「やはり人間というのは愚かよな。異能世界とやらは確かに強い。魔族にも通じるだろうな。だが解除した後はすきだらけだ。異能世界が解除された瞬間、もともとこの部屋にいたこの我に気付かぬとは」
ザムルは自分の背後を見るとそこには黒い翼を生やした黒いスーツのような服を着ていた人間ではないやつが立っていた。
「お前、何、も」
「今死にゆく貴様に我が名を教える必要などなかろう。その心臓、もらいうける」
黒い翼を生やした人間でないやつがザムルの背中から心臓部あたりを切り裂き、体の中を手探りで触り、心臓を触った後握りつぶす。
「かっ!」
「使えないやつをうまいこと使うのも魔族の、七大罪魔族のぎりょうというものよ。強欲の能力を魔王様より頂戴した我は人を使うことに長けている。革命のために協力してやろうというとうまいこと動いてくれた。ではいさぎよく散るといい」
黒い翼を生やした魔族はザムルに言ったあと、ザムルは心臓を潰され死んだ。
ザムルが死んだあとまだ生きていたキミエルは黒い翼を生やした魔族に
「ゴウヨク、様。仕事はちゃんとやりました。ですから帝王、スメラギ」
キミエルが喋っている途中でゴウヨク様と呼ばれた魔族は仰向けに倒れているキミエルの胸部を思いきり踏みつぶし、キミエルの胸部に穴が開く。
「がはっ!な、んで」
「なんで?バカかお前は。使えない道具は処理するに決まっているだろう。貴様のおかげでこいつは楽に始末できたわけだがこんなやつに負けた貴様を放っておくほど我はバカではない」
ゴウヨク様と呼ばれていたやつはキミエルの顔も潰して殺したあとザムルの部屋から即座に消えた。




