ゴウヨク 2
「なんだいこれ!急に後ろから」
「あっしの異能、透明の腕ですよ。見えざる手でも可です」
セフスはミーナに言うとミーナは俺の方に飛んでくるがミーナは咄嗟に俺に対して石の塊を降らせてくる。
「あたいの異能は空からものを降らせる異能!氷だろうが石だろうがなんでも空から落とせるのよ!簡単なやつだけだけどね」
「簡単なやつの基準はわからないけどまぁいい。とりあえず」
俺は目の前に飛んできた石をマルセの異能、爆炎で吹き飛ばしたあと、俺の方に飛んできたミーナの体に触れ
「これで終わりだ。消し炭になるといい」
「っ!あたいもそう簡単にやられてたまるかってんだ!」
ミーナは俺に向けて氷の塊をデカくしたものを放ってきたが俺は切断糸でバラバラにしたあとミーナの体を爆炎で消しずみにした。
「よし。俺たちは急いでマルセたちを追って城に向かうぞ。これだけ時間稼ぎをしてくれたんだ。きっとザムル狙いで何があるに違いない」
俺は三人に言ったあと俺たちはマルセ達がカッコンを追いかけた方へ向かった。
コウタ達が城に向かう中、城にあるとある一室にて
「まさかこの場所がばれるなんて。思いもしなかったよ」
その部屋には白衣を着て、髪の毛は白くボサボサ。普通体型くらいの男がいた。
「お前がカタグリ組に攻め込んでいると聞いてな。今お前を殺すのはチャンスだと思ったのさ!」
白衣を着た男の前に立つ男、見た目はスキンヘッド、両目に縦線に傷があり口には横一文字、体は筋肉むきむき、服はタンクトップのような服装を着ていた。
「君がゴウヨクのリーダーかな」
「そうだ。私の名はキミエル・エルン。組織ゴウヨクのリーダー。私がお前を狙う理由はわかるだろう」
「さぁ?私がラウンズで一番弱いからかな?」
白衣の男はゴウヨクのリーダー、キミエルに言うとキミエルは
「それもあるが一番の理由はお前が私達のことを調べているからだ。私達は帝王を暗殺し、この帝国を弱肉強食の帝国にする。弱きものは虐げられ強きものが地位を獲得する。それこそがこの世の常。邪魔なお前には消えてもらうぞ。ザムル」
キミエルは白衣を着た男、ザムルに言うとザムルと呼ばれた男は
「なぜ私がザムルとわかる?私の姿は誰にも知られないようにしているんだよ?ラウンズの誰かに聞いたのかな?」
「ああ。うちの組織にはもとラウンズの人がいてね。君のことをよく教えてくれたのさ。このザムルの部屋に入る行き方もね」
「そうか。それならしらをきる必要ないかな」
ザムルはキミエルに言うとザムルの部屋は急に何もない空間に変わった。




