同盟
クマンはスルベに言うとスルベはクマンの手をとり
「ありがとう。わしとしても今回の件、なぜかはわからんがゼンシに全部任せておけばいいとなぜだかわからんのだがおつげ?的なものがきてな。普段そういうのを信用しんわしでもなぜか誘導されるようにそのことを実行していた。黒幕が必ずいるはずなんだ。だからわしはそいつを必ず潰すためにもあなた方と組む。もちろん罪滅ぼしが大前提だよ」
スルベはクマンにいうとクマンは
「ま、今回のことはあんたの息子が勝手にしたこと。確かに組の問題ではあるがあんたは乗り気じゃなかったんだろ?」
「それはそうだよ。わしとてもはや時代に合わせるべきだと考えているからな。もっとも息子はわしの若い頃のような極道に憧れていたらしいがな。わしとしてはもうそれは古いとわかっているからな。もちろんわしについてきてくれる組員達はわしの考えに賛同している」
「なら俺たち的にもかまわねぇよ。ギルドに手出ししないなら尚更な。それに軍ができたおかげでギルドのほうもひとがいねぇんだ。だから同盟ってのはかなり助かる」
クマンとスルベが手をとりあってはなしているとザムルが
「それじゃ今回の件はもう終わりダネ。後のことは君らではなしてクレ。私はコウタ達と帰るヨ」
いやいや。俺らはなんも言ってないんだが。でもクマンと違ってまだマルセは意識を取り戻さないからな。早く宿に帰って休ませたいのが本音だ。
「ザムル。待ってくれ。ギルドにいる仲間達と合流したいからギルドに向かわせてくれ」
「そうだったネ。それじゃギルドに向かおうカ」
俺とマルセを背負ったチウルス、スルカとザムルは帝国ギルドへと向かった。
帝国のギルドに俺たちがついた後、アルセルが俺たちに近づいてきて
「お帰りなさい。クマン達はどうしたの?」
「クマン達なら後から来ると思う。今後カタグリ組と同盟を結ぶらしい。詳しくはあいつから聞いてくれ」
俺はアルセルに言うとアルセルは俺に頭を下げ
「今回のこと、本当に感謝するわ。もし帝国ギルドに依頼を受けに来るなら私が斡旋してあげる。それくらいの権限はあるから。ま、このギルドもこれからなんだけどね」
アルセルは笑顔で俺に言う。
この帝国ギルドはもう大丈夫そうだな。よかった。
「キヅラ、セフス、マリネット。ギルドで問題はなかったか?」
「何も問題なかったよ。むしろかなり暇だった」
キヅラは俺に言うと思わず俺がふっと笑ってしまった。暇だったか。ま、それならよかったよ。




