カタグリ組の最凶
しまった!間に合わなくて深めに斬られた!
「あー。かばうんだきみぃ。いいひとだねぇ。そんなよわいやつかばうなんてさー」
薄気味悪い笑顔で男は俺に言う。こいつは何だ?何でかわからないが気味が悪すぎる。本当に気持ち悪い。
「ぼくさぁ。なまえはハバラっていうんだけどさー。よわいやつとかきらいなわけー。それでさー」
ハバラと名乗った男、見た目は割と細めだが腰に二本の剣をさしてあり両腕にはなぜか小さな剣が一本ずつ肩ら辺に刺してある。白いタンクトップを着ており、下はロングの長いズボン、口から下を垂らし、瞳は虚のように真っ黒だった。こいつは本当に見た感じでもかなりやばいがそれを身をもってわかる恐怖心も湧いてきやがる。喋り方は幼稚なのが更に怖い。
「ねぇー。はなしきいてるー?ぼくよわいやつきらいなんだよー。そいつらすこしはてごたえがあるとおもったのにさー。おもったよりつよくなくてさー。ざんねんだったんだよー」
「そうかい。なら俺が相手をしてやるよ。多分この中じゃ俺が一番」
俺が前に出ようとするが俺の前にソウガが腕を出し
「悪いなイツク・コウタ。こいつはイケてるソウガがやらせてもらう」
「は?お前何言って、お前じゃあいつに」
「頼む。やらせてくれ。ソウガは恩人をやられてかなり頭にきている。クマンはよく傷だらけで帰ってくるが大体はソウガのことを安心させるために気絶した状態は見せたことはなかった。だが今のクマンは明らかに気絶している。ソウガはなぁ。かなり頭にきてるんだよ」
ソウガは手を握りしめながら俺に言うと俺は仕方なくおれて
「......やばそうだったら俺がやるからな」
「ふん。ソウガの心配をする前に自分の腕の心配をしていろ。その方がイケてるぞ」
どういう意味だとは言いたかったがソウガはハバラの前に立ち
「あれぇー。きみがぼくとやるのー?あきらかによわそうだけどー。あー。あとさー。これーかえすねー」
ハバラはクマンをソウガの前で地面に投げ捨てた後、ザムルに
「ザムル様。クマンのことを頼みます」
「承知したヨ。好きに暴れナ。ソウガ」
ザムルはクマンを回収した後にソウガに言うとハバラは笑いながら
「あははー!みんなきみのしんぱいしてないねー。かわいそうだねー。きみがしんでもだれもかなしまないってことかなー?」
「うるさいよ」
ソウガはハバラの片腕を掴むとハバラの片腕を強く握りしめる。
「!?」
ハバラはソウガの手をはらうとソウガはハバラに笑いながら
「どうした?ソウガは強く見えないんじゃなかったのか?」




