エリート軍人ナルク
ビームハンド?何その異能、かっこよ。
「このエリートの正なるビームでそこの名前も知らぬ村人。死ぬがいい!」
ナルクは俺に向けて異能を放とうとするが俺はここで爆炎の異能を使うか迷う。俺は確かに爆炎の異能は使えるようにはなったがあくまで簡単に、だ。細かい操作まではできないからド派手に使ったりしかできない。爆炎の小さい火力にしようと思えばできるが俺のじゃ多分こいつのビームは防げない。どうすれば
「主人様。お困りのようですね」
この声は、アルカナ?お前夢以外にも出て来れたのか?
俺は頭の中に響いてきた声、アルカナに頭の中で聞くとアルカナは
「そうですね。私はまだ外に出ることはできません。ですが起きている時でも頭の中に語りかけることくらいはできるようになりました。これも主人様が呪いもちの方の呪いを喰い、2つ目のスロットに異能を入れたおかげです」
そうなのか?それよりも
俺が頭の中でアルカナに聞く前にナルクは
「くらえ!ライトハンド・ビームカノン!」
ナルクは俺に対し異能を放ち、俺はそれを避けると村の家、3つぶんくらいがナルクの異能の餌食になり3つの家が全焼した。
あんなもんくらったら確実に死ぬぞ!
「避けるなよ!村人風情が!大人しくこのエリートのビームで腹に風穴開けて死ぬといい!」
ナルクは俺に向かって言った後、俺は頭の中でアルカナに聞く。
やつを効率よく倒す方法はあるのか!?
「はい。主人様。チウルス様の異能、ダンジョンメイカーを使うんです」
チウルスの異能を?だが俺の力じゃ
「はい。主人様の力では、ここでは実力を発揮できないと思うので移動しましょう。それとマルセとチウルスも主人の作ったダンジョンによぶことができます」
よっしゃなら!
俺はナルクに近づきナルクの肩を掴むと
「なんのつもりだ?凡人風情がこのエリートに触れるなんて。大罪だぞ?」
「いちいちうるさいんだよ。ここだと場所が悪い。移動するぞ」
俺は異能を使ってナルクを俺の想像したダンジョン、まぁただのなんもない世界だけどそこにナルク、マルセ、チウルスを転移させる。
「あれ?ここはどこなの?」
「マルセ、チウルス。巻き込んですまない。ここは俺が作ったダンジョン、と言いたいとこだがこんな感じに別空間として敵を引きこむくらいしかできない。君のようにうまいことダンジョンメイカーを使うことはできないみたいだ」
俺はチウルスに言うとチウルスは
「そうなの?でも大丈夫なの。ここがダンジョンならチウは役に立てるの!」
チウルスは嬉しそうにいい、地面に手を当てた。




