カタグリ組本部
「はん。ヤクザ風情がよく言うよ!」
クマンは片腕にメリケンサックのようなもの。そしてもう片方の手には赤色のナイフと特徴的な戦い方をしていた。
「ヤクザ風情だと?いきなりカチコミしてくるお前らギルドのクズどもには言われたくないよ。あ、そうだった。君は確かクズの親玉だったね」
黒髪の長い男が言うとクマンは黒い髪の長い男の懐をとり、ナイフで刺しにかかると黒い髪の長い男はギリギリのところでクマンの攻撃を避け、クマンの片腕に刀で少しきりきずをいれる。
「くっ!」
「私の名はスリア。カタグリ組のスリアだ。よーく覚えておけ。クズの親玉」
黒髪の長い刀を使う男はスリアと名乗るとクマンはまた懐をとり、スリアに向けてメリケンサックのような武器で殴りかかる。
スリアはクマンの攻撃を後ろにバックステップで避けるとクマンはそのまま追撃し、ナイフで攻撃する。
「とった!」
「あまいよ」
スリアはクマンの攻撃を避け、のびきっているクマンの片腕に向かい刀をおろそうとしたがクマンはスリアの攻撃をメリケンサックのような武器で刀のきどうをずらす。
「面倒な。これではらちがあかないじゃないか」
「それをいうならお前が刺されればいいだけの話だ!」
スリアはクマンを攻撃しながら俺たちの方を向くと
「何をしている舎弟達!早く奴らを止めぬか!」
スリアが言うと奥から舎弟達がわらわらと湧いてきて俺たちに近づいてくる。
「ここは私が承ります。コウタさん。先に行ってください」
マルセが俺に言うと俺は
「わかった。でも無理はするなよ」
「こんな連中くらい全然平気ですよ。早く行ってください!」
俺、チウルス、スルカ、ザムルはカタグリ組の舎弟達が近づいてくる前に俺たち四人は本部の奥へと進んだ。
「さーて。コウタさん達も行ったことだしひと暴れしますか!」
マルセはカタグリ組の舎弟どもに近づき爆炎の異能をくらわせ続ける。
「死にたいやつからさっさときなさい。今死体になった奴らと同じようにしてあげる」
マルセはカタグリ組の舎弟達に言うと背後から殺気を感じ、マルセは後ろを振り向くとそこには鬼のような顔をしたスリアが刀を構えて立っていた。
「つかえない舎弟どもめ!私がそいつの相手をする!」
「お前は、クマンはどうしたの!」
マルセはクマンとスリアが戦っていた場所を見るとクマンは地面に倒れていた。
「そこの雑魚ならすでに斬った。次はお前だ。女」
スリアはマルセに斬りかかるとマルセは爆炎の異能で殺した遺体をスリアに投げつけスリアの攻撃を避けた。




