カタグリ組へ
俺たちが城の前にまでつくとすでにザムル、クマン、ソウガがいた。
「遅かったネ。私達は早くカタグリ組にカチコミに行こうとしてたのニ。君ら遅すぎだヨ」
「ソウガもザムルの意見に賛成だ。お前たちを待ち過ぎたせいでソウガのお肌にダメージが」
ザムルとソウガは俺たちに言うとクマンは
「二人ともいじるのはやめないか。まずはギルドに向かうよ。反抗した俺たちにカタグリ組の奴らは何をするかわからないから。あいつらは任侠集団じゃないからな。ただの腕自慢の集まりだよ」
クマンが俺たちに言うと俺は頷き、三人の後に続いて俺たちはギルドに向かう。
帝国のギルドに着くとギルドの中にいた女性がクマンに近づき
「クマン。きてくれたのね」
「当たり前だろアルセルちゃん。俺はこの場所を守るためにラウンズ入りしたんだから」
「そうだったわね。そのことについてはありがとう」
アルセルがクマンと喋っているとソウガはアルセルに近づき
「アルセルちゃん。今日も、いや、毎日かなりイケてるね。結婚しよう!」
「ハイハイ。イツモホメテクレテアリガトー。ウレシイワー」
アルセルという女性がソウガの言葉に棒読みで答える。
明らかにめんどくさがってるな。
「それじゃここも防衛しないとだからまず誰を残すかだけど」
クマンが話した瞬間、ギルドの入り口が勢いよく壊され
「たのもー。先日のかりをかえしにきたよ」
ギルドの入り口には片腕がなく、片腕がない部分の肩らへんがなんでか知らないが噛みちぎられているメガネをかけた男がいた。
「ランラさん」
「よぉアルセル。今日はテメェを殺しに」
ランラと呼ばれた男が喋っている間にソウガが近づき、ソウガはナイフでランラの腹部を刺す。
「てめぇか?アルセルちゃんをいじめてるやつは。もし本当なら容赦しないよ」
「ぐふぉ。も、もう腹をさ、して」
ランラが喋っている時にソウガは刺した腹部のナイフを上にあげ
「汚い息を撒き散らすんじゃないよ。お前はどうせここで死ぬんだ。それにカタグリ組は今日でなくなるだから心配することはない」
ソウガがランラに喋っている間にランラはソウガの腕を握り
「はなせ!けがらわしい!美の化身たるこのソウガに」
「......ひ、とり、め」
「!!。ソウガ!離れろ!」
クマンはソウガに向かって叫ぶがすでに遅く、ソウガの目の前でランラは爆発した。ソウガだけを狙いとした爆弾。普通なら爆発なら建物とかも巻き込むだろうに一人しか殺していない。これは明らかに人だけを狙った爆弾だ!




