帝国軍人
「村長!この方があの小さなバケモンを倒してくれたらしいですよ!」
入り口にいた村人が息絶え絶えの老人に言うと老人の見た目は頭はツルツルの坊主で髭は白色、目は閉じており、木の杖を松葉杖?として持っていた。
「ふぉ、ふぉ。そ、それは、あ、ありがとう、ございますじゃ」
「ちょっと村長!もっとはきはきとお礼を言わないと!」
「ば、ばかもん、が。だ、誰のせいで、こうなって、ると」
村長と呼ばれていた老人は地面に手をつきながら息を切らしていると入り口にいた村人が
「ごめんなさい救世主様。うちの村長が」
「だ、黙らんか。バカモンが」
老人は息切れしながらも立ち上がると俺に近づき
「あらためて、わしがこのビルンス村の村長、ビルド・ビルンスじゃ」
ビルンス村の村長、ビルンスさんが俺に言うと俺は
「イツク・コウタと言います。アワレテ村からきました」
俺はビルンスさんに自己紹介するとビルンスさんは
「コウタ殿。この度はチウルスを倒してくださりありがとうございます。村人はみなチウルスを憎んでおりますがわしは一応事情は知っていますゆえ。じゃからわしは正直村人よりチウルスのことを憎んではおらん。でも確かにチウルスは村の近くにずっといれば被害者を出してしまう。だから倒してくださり感謝しておりますじゃ」
俺がビルンスさんと話しているとビルンス村の入り口に銀色の鎧を着た金髪イケメンの男が立っていた。
「あれは、誰ですか?」
「あの方は帝国からつかわされた方だと思いますじゃ。今わしが話してきますゆえ」
ビルンスさんはゆっくり歩いて銀色の鎧を着たイケメン男に近づき、話せる距離にまで近づくと何やら喋っていたが数分後に急に銀色の鎧を着たイケメン男はビルンスさんの腹部を蹴る。
俺は急いで2人の間に入ると銀色の鎧を着たイケメン男が
「邪魔をするな!村人風情が!この帝国軍人であるエリートのナルク様がこんなチンケな村まできてやったのにそのジジイはことが済んだから大丈夫ですじゃと言いやがったんだぞ?このエリートなナルク様に対してだ!」
銀色の鎧を着た男、ナルクと名乗った男は俺に言うと俺はナルクに対し
「エリートかなんだかしらねぇがこんないたいけな老人を蹴るだなんて最低だな」
「はぁ?老人だろうがなんだろうが関係ない。エリートをバカにした罪は思い。それだけだ」
ナルクは片腕を真横に出すと真横に出した片腕から紫色のオーラのようなものがナルクの腕に宿る。
「このエリートをバカにしたこと村の連中全員で罪を償ってもらわねば。このナルク様の異能、ビームハンドでこの村を消し炭にしてやる」




