親睦
ザムル達が去ったあと俺はマルセ達にセフスについて紹介した。
「こいつが新しい仲間のセフスだ」
「よ、よろしくです。あっしはセフス。セフス・トメンといいます。これからお世話になります」
セフスは二人に頭を下げたあとマルセはセフスと握手し、セフスと軽くしゃべったあとマルセとチウルスは俺に近づき
「コウタさんって新しい女連れてくるの上手いですよね」
「たーらしたらしーたらたらしーなの!」
チウルス。どこでそんな言葉を。たらしなんて言葉あまり言わないで欲しいんだが。なんせ俺はたらしとは無縁の男。呪いもちが女しかいないんだから仕方ないだろ。
「じゃ俺たちも明日に備えて休もう。宿は」
宿屋は甘喰いの宿はだめだな。バラの紹介した宿だし。なら他の宿屋を探さないと。
「みんな。宿屋はどうする?」
「そうだなぁ。別にどこでもいいですよ。あ、私はとりあえずゴールン都市に連絡をとりたいんだけど」
マルセが俺に言うがなんでマルセが?キヅラならわかるが
「今回のカチコミ。戦力は多いにこしたことがないならコウタさんと同じ異世界人の方を連れてくるのは?」
マルセが言っているのは多分ナギサとマナカのことなんだろうがあの二人がいなけりゃ他の奴らのことが逆に心配になる。それにサザメのこともあるし。
「いや、あの二人は他のみんなを守ってもらわないとだし。ゴールン都市のギルドマスターとバローはまだ万全の状態じゃない。だから俺たちだけでやるぞ。今日はもう休むために宿屋を探そうか」
俺はマルセに言うとマルセは「なら仕方ないですね」と謝り、俺たちは城下町におりて宿屋を探す。数分後にいい感じの宿を見つけた後、俺たちは宿に入って俺は一人部屋でゆっくり休み、隣のマルセ達が泊まる部屋からはわいわいと騒がしい声が聞こえた。一応三人ずつで女子の部屋を分けたけど親睦会的なことをするらしい。
俺だけのけものなのはまぁ気にしないでおこうか。
俺はその日は布団に入って寝転がっていると。気づけばそのまま俺は寝ていた。
次の日、俺の部屋のドアがドンドンっ!と叩く音が聞こえた。
「コウタさん。一応起こしにきましたが起きていますか?」
この声はマルセか?起こしにきてくれたのか
「ああ。ありがとう。今起きたよ」
「そうですか。なら支度ができたら早く城の前に向かいましょう」
マルセが俺に言った後俺は急いで支度をし、宿屋から出るとそこにはもうマルセ達が待っており、俺はみんなと城に向かった。




