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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第4章 エンディグ帝国編 序

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帝国のギルド

 コウタとキヅラ、スルカ達とは別行動で城下町にいたマルセ、チウルスは帝国の城下町にある大きなギルドの前に立っていた。


「ここが帝国のギルドね。ゴールン都市のとはえらい違いね」

「そうなの!めちゃめちゃ大きいの!」


 マルセは今後の生活のためにコウタ達には内緒で資金を稼ごうとしておりチウルスも名誉挽回のためにそれにつきあおうとしていた。


「しかしチウちゃん。私に無理してあわせなくてもいいのよ?」

「大丈夫なの!チウもシナコ姉ちゃんをさらわれたのはチウの不甲斐なさのせいだから名誉挽回したいの!頑張りたいの!」

「ふふ。そうかい。つきあってくれてありがとね」


 マルセはチウルスの頭を撫でた後、ギルドの中にはいると外見とは違く、ギルドの中はボロボロで広さの割には無人に等しかった。


「これは、ひどいもんだね」

「ひどいの!中がボロボロで人が全くいないの!」


 マルセとチウルスがギルドの入り口で騒いでいるとカウンターの方から女性が出てきて


「なんのご用ですか?ここは一応帝国のギルドですが」

「一応?ギルドじゃないの?ここ」


 マルセは女性に聞くと女性は不機嫌そうに


「知らないんですか?ギルドはほぼ機能していませんよ。帝国の人達は冒険者になるくらいなら将軍になるというくらいですから。はぁー」


 ため息をつきながら女性はいうとマルセは女性に


「じゃ依頼とかあまりないのかな?」

「そうですね。あんまりないですよ。ほとんど軍の方が依頼をこなしてしまいますから」

「それならなんでギルドなんてあるの?しかも見た感じ外面はよさそうだけど」


 マルセは外から見たギルドの見た目のことを聞くと女性はいいづらそうな顔をしていたがそのとき、ギルドの入り口に男が入ってくる。

 男の見た目は顔は綺麗な顔でメガネをかけており、髪の毛は黒髪の少し長めの髪、上にはタンクトップのような袖のない服を着ており、下は黒い長ズボンを履いていた。


「ようねえちゃん。金をもらいにきたぜ」

「だからランラさん。出せるお金はないんです。わかってください」

「だったらこの土地を早く差し出せや!今更誰が冒険者なんてやるんだよ!帝国民は殆ど軍に入るか俺たちカタグリ組のこうせい員になるかさ」


 ランラと呼ばれていた男が言うとギルドにいた女性は


「この土地は譲るわけには行きません。それに今はギルドとして機能していなくともいずれは機能させるつもりでいます」

「そうかいそうかい。だが外面をなおしたのは俺たちカタグリ組だ。その代金は貰わねえとな」

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