ビルンス村
「そうか。わかった。俺たちはとりあえずあの村で食料の買い出しにいくけどどうする?」
俺はチウルスに言うとチウルスは
「チウが行くと迷惑かかるからやめておくの。ここらへんで待ってるからコウタ兄ちゃんとマルセ姉ちゃんで行ってくるといいの」
「そうか。わかった。でもチウルス1人だと不安だからマルセ。チウルスを任せていいか?俺は村で食料を買ってくる。ゴールン都市までは野宿でもいいか?」
俺はマルセに聞くとマルセは
「構いませんよ。野宿にはなれていますから。それにチウルスちゃんを可愛がってるから気にせずいってきて」
マルセはチウルスの頭を撫でながら俺に言うとチウルスは人懐っこくマウセに抱きつきマウセはチウルスの可愛さに悶えていた。2人は大丈夫そうだし、村に行くか。
俺は2人を置いて村に入ると村の入り口にいた村人に
「ようこそ!ビルンス村へ!あなたは帝国側の方ですか?王国側の方ですか?」
「アワレテ村からきた。だから王国側だな」
俺が村人に言うと村人は「ちっ!」と舌打ちした後
「なんだよ帝国側のやつじゃねぇのかよ。あの小さなバケモンをはやく殺してもらおうと思ったのによ」
村人は俺に毒を吐くように言う。小さなバケモン?それって誰のことだ?
「小さなバケモンって誰のことですか?困ってるなら助けますよ。これでもゴールン都市についたら冒険者になろうと思ってるんですよ」
俺は村人に言うと村人は
「そうなんですか。ならこのビルンス村の子供達を殺しまくったあの小さなバケモン、ムズリマ・チウルスを殺してくれませんか?村の外のどこかにいると思いますから。あいつのせいで俺たちも村からでられないんですよ。あいつの呪いのせいである程度近づくとあいつの作ったダンジョンに転移させられますから。あの悪魔はやく死んでくれないかな」
村人は平気でチウルスが死んでくれないかといい、俺はチウルスがここに来ると迷惑になると言った理由がよくわかった。
「そうですか。でも安心してください。俺がこの村に来る前にチウルスは倒しましたから」
俺が言うと村人は「ま、まじですか?」と俺に聞く。
「はい。まじですよ。ですから気兼ねなく村から出てください。チウルスの呪いに巻き込まれることはありませんよ」
「そ、それはありがとうございます!あなたは村の救世主だ!村長を呼ぶのでお待ちください!」
入り口にいた村人は俺に言うと俺は村人の言う通りに待つ。すると数分後村人が老人の手を取りながら走って俺のところに来た。




