奴隷街での闘い
俺とアルカナ、セフスの三人でシクメを探しているとなかなか見つからなかったシクメ本人が俺たちの前にわざわざ現れた。
「やぁ。探してる相手は見つかったかな」
「たった今見つけたよ。シクメ。こいつがお前に用があるんだと」
俺はシクメに言った直後にセフスはシクメに近づいていた。
「せい!」
「ふむ。君は確かセフス・トメンだったかな?ラウンズに入れなかった落ちこぼれくんが僕になんのようかな?」
シクメは異能、高速移動を使いセフスからかなり離れていた。
「落ちこぼれなんかじゃありません。あっしは呪いもちになったせいで」
「呪いもちになったからなんだ?そのことを言い訳にするなど将軍、ましてやラウンズに入ろうとしていたものがそんな言い訳をして恥ずかしくないのか!」
シクメはセフスに近づきセフスの腹部を横から斬ろうとしたが俺があいだに割って入りシクメのロングナイフを防御糸で防ぐ。
「主人様!」
「大丈夫だ!それよりセフス!下がっていろ!」
アルカナが俺に向かって叫んだ後俺はセフスに向かって言うがセフスは意固地になりながらまたシクメに近づく。
「いやです!あっしはこいつをとらえて帝王様に献上するんです!」
「そこまでして出世したいのか君は。僕は君みたいな人は嫌いだよ。人を物みたいに献上するとか言うやつ。これならまだ大臣が帝国の内政を強いていた方がよかったね!」
シクメはまたセフスに斬りかかるが俺はスルカの異能で位置の入れ替えを使い、俺とセフスのいる位置を入れ替え、俺がシクメのロングナイフをギリギリで糸の異能を張って防ぐ。
「っ!危なかった」
「外野があまり邪魔をするもんじゃないよ。僕はそこの落ちこぼれを殺せればいい。これ以上帝国の、今のラウンズの犬にこの奴隷街にはいてほしくないからね」
「外野が邪魔をするなか。あいにくだけど俺はラウンズに協力してもらわないと困るしな。それにそこのセフスに死んでもらっては困る。後セフス!お前は少し冷静になれ」
俺はセフスにいうとセフスは俺に叫び
「あっしは至って冷静だ!そいつは生かして帝国に持っていく!だから倒す!」
「違うだろう。そこじゃない。お前は自分の異能のあれも自分の意思でコントロールできるようになったはずだ。だから」
俺はそこまでセフスに言うとセフスは一旦深呼吸をした後
「そうだった。あっしにはアレがありました。すいません。冷静じゃありませんでしたね。あっしはこいつでお前をとらえる」
セフスは手を前にだしシクメに向けるとシクメはセフスをなめた態度で
「く、ははは!どうやら諦めがついたようだな。手を前に出すなどお手上げとでもいいたくなったのかな?」




