帝国の呪いもち
俺がシクメと交戦し、シクメを逃した後俺とアルカナは呪いもちを探してユートピア?かわからんが街の奥に向かっていると俺たちの前に茶色のボロボロなローブを着た奴が俺たちの前に立つ。
「なんだお前。なんで俺たちの前に立つ」
「......お前さんがあの人の言っていた呪い喰いってやつか?」
ボロボロのローブを着た奴はローブを脱ぐと貧相な見た目に長くボロボロな黒髪、ボロボロの鎧、背中には錆びた剣を装備していた。
「なんでそんな格好を」
「うるせぇ。好きでこんな格好してるわけじゃねぇ。でもあっしも自分の異能を制御できねぇ。不用意に街には行けねぇんだ!」
ボロボロの鎧をきた人は頭を抱えながら俺に言った後
「お前さんの真横にあっしの異能、見えない手が!」
俺はボロボロの鎧を着た人に言われた後即座にマリネットの異能で糸を張り、防御すると確かに糸になにかが当たっていた。
見えない手か。こりゃ厄介だな。
「あっしの異能はもともといろんなものを触れたものを透明にするだけの異能だった。だがあっしが異能の訓練に励んでいると異能がこんな、よくわからないが背中から腕みたいなのが生えてその手が制御できねぇんだ!」
ボロボロの鎧を着た人は俺に言った後また俺に制御できない異能の見えない手が攻撃する場所を教える。
「今度は左側だ!」
「ふん!」
俺はマリネットの異能で瞬時に自分の身を守る糸を張り、ボロボロの鎧をきた人にゆっくり近づく。
「く、くるな!あっしに近づけば」
「すぐに終わる。呪い喰い!」
俺はボロボロの鎧を着た人の近距離にまで近づくと異能、呪い喰いでボロボロの鎧を着ていた人の呪いを喰う。ボロボロの鎧を着た人の呪いを喰った後、ボロボロの鎧を着た人は意識を失い地面に倒れ俺は地面に落ちる前に体を支える。
「さて、この人の呪いを喰ったわけだがこれで俺が使える異能も六つめになったわけだ」
「そうですね主人様。主人様が使えるようになる異能はあと一つしか空きがありません」
空きが一つしかないと言われてもな。俺自身扱えるのはアルカナがいてくれるおかげだしな。しかしこいつが言っていたあの人って
「なぁアルカナ。こいつが最初に言ってたあの人ってのは」
「主人様。そんないきなり襲ってきたやつの言葉信用には値しません。ですから敵の言葉など忘れてください」
「だがそれでも気にな」
「忘れなさい」
いつものアルカナらしくない。いつもは助言とか危ない状況だと俺に何かを言うのに今回は何も言わないなんて。むしろ忘れろとは




