謁見
「やぁやぁ。昨日はよく休めたかな?」
バラは俺たちに言った後俺は
「それはもうゆっくりできたよ。それで何の用できた?」
「はっはっは。それはね。ここの甘ーいお菓子を食べにきたのさ」
バラは俺に言った後、アマガに何か言ったかと思えば手のひらにクッキーのようなお菓子がバラの手の上につまれる。
「おいつものだよ。お同志おバラ」
「いつもありがとうやー。めっちゃたすかるー!」
バラはクッキー的なやつを頬張りながら
「ふぉうたさん。ふぇいおふさまに」
「飲み込んでからしゃべれ。待ってるから」
俺はバラに言うとバラは食べていたお菓子を飲み込んだ後
「失礼したよ。それより帝王さまに会う段取りはできたから僕についてきて」
バラは俺たちに言った後、甘喰いの宿から出て行き俺たちも後をおう。
城の方にまでつくと城で門番をしていた軍服をきていた人達はバラに向かって敬礼し
「お疲れ様です」
「おつかれーおつかれー。程々に頑張ってねー」
バラは軍服の人達に言うと軍服の門番はまた敬礼をし、俺たちは城に入っていく。
城に入ってすぐに俺たちは軍服の奴らに囲まれ
「悪いけどさ。コウタさん達目隠しされちゃってくれないかな?このエンディグ城はラウンズと帝王様の右方左方、そして帝王様のみが構造を知ることができるからねー。それ以外の人には知られたくないんだよー」
バラは俺たちに言った後、俺たち六人は目隠しで軍服の人に連行された。
こんなんあやしすぎだろ。絶対変なとこに案内する気だろ。下手したら牢屋とか
「誰もが想像することだろうから言っとくねー。牢屋とかには連れてかないから。君たちは大事な客人だ。ちゃんと王の間に連れてくよ」
バラは俺が思っていることを大体わかっているかのように言う。こんな状態なら誰だって牢屋か危ない場所に連れて行かれると思うさ。そりゃね。
バラが案内を始め歩かされて数分後にどこかの扉が開いたかと思うとその扉のあいた部屋?に案内されたかと思えば扉は俺たちが入ってからしまる。
「そなた達がイツク・コウタとコウタの仲間達か?」
俺たちは目隠しを外された後声のする方向に向くとそこには白く長い髪をし、白いドレスを着た普通より細めの体型の女性が座っていた。
「帝王様。こいつらがイツク・コウタとその仲間たちですよ」
「そうですか。バラ。あなたは下がってよいですよ」
帝王がバラに言うとバラはおとなしく王の間から出ていく。
「帝王様が一人でいるなんて護衛もつけずに大丈夫かよ」
「妾の心配をするとはよほど余裕があるんですね。でも大丈夫です。妾にはそなた達に負けぬ異能がありますから」




