VSクナン 2
クナンはしばらく天井を見ていたかと思えば俺の方に向きなおり
「私が許されないことをしたことくらいわかっているさ。だけど私がどれだけ酷ことをしようが生き残るためには仕方ないだろう?そして君を殺すことも仕方のないこと。君を殺して私は魔王ともう一度交渉する。というか君さえ殺せばゴールン都市も終わりだ」
「そうかもしれないな。だが俺も死ぬつもりはない。私はやることができたからな。魔王は殺す。だからお前もここで殺す。クナン」
私は剣を構え、クナンに向けるとクナンは私の攻撃を避けた後、私に触れようとする。
「残念だったね。コウタ。私には勝つことはできないよ。どんなことをしようが結果を変えることのできる私に勝つことなんて」
「そうだな。今の俺では勝つことはできん。だなら仲間を頼らせてもらうよ」
俺はクナンに言うとクナンは笑いながら
「仲間に頼る?ここには私とお前しかいない!それに君の仲間は私が」
「殺してないだろ?それに俺は一人じゃないんだ。あいにくとね」
俺はクナンに言うとクナンはさらに笑いながら
「あまり笑わせないでほしいな。悲しくなるよ!そん......なこと」
クナンが喋っている間に急にクナンの体はかなりの老化が始まりクナンは自分の姿を見て驚く。
「な、な、なん、じゃ、こ、りゃ」
「これで終わりだ」
俺はクナンの体に剣をふりおろしたがクナンは結果を残す異能で俺の攻撃をなかったことにする。だがクナンはその異能の反動を受ける。老化した体には結果を残す異能は体が耐えきれず扱えきれないのだ。
「ご、はっ!こ、んな、こと、が。なんで、私の、体、が、急に」
「俺の呪い喰いの異能には管理者がいてな。そいつに一つ異能を預けているんだ。生命エネルギーを吸いとるか注ぐ異能を。だが俺の場合は扱いきれないからそいつに預けてるんだ。俺の場合だと扱いきれないからヤバいが呪い喰いの管理者は上手く使うことができる。だが俺が弱いからその度に使われては困るからあまり使わせないようにしてるんだ」
「生命、エネルギーを、吸いとる、だと。そんなこと、が。ごふっ!」
クナンは大量に地面に血を吐いた後、血を吐いた地面に倒れる。
「体が、うご、かん。私は、まだ、死ね、ないの、に。私、は」
俺はクナンに近づき剣を突き立てると俺の頭に選択肢が浮かんでくる。
クナンを殺す
クナンを見逃す
「おい。こんな選択肢は無意味だ。どちらにしろお前は」
「は、はは。私には、もう、こんなことしか、できな、いんだよ。まさか、こんなあっさり、死ぬなんて、な」
クナンはそれだけいい残すとそのまま喋らなくなった。




