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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第3章 ゴールン都市防衛編

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クナン 2

 アルミを見つけた後、私はアルミを家までおぶって送り、家の前でアルミの母親に会うとアルミの姿を見て、私からアルミを奪うとアルミの母親は私を睨みながら


「もう二度とうちの子には近づかないでちょうだい。あんたが悪いことはわかっているけどあんたのせいでこうなったのも事実。というかそれ以外にありえないのよ。この子がこんな目にあう理由が」

「......わかりました。ご迷惑をかけてすいませんでした」


 油断していた。私がアキラ側にいればアルミには手を出さないと思っていた。なのにアルミは

 私はアルミの母親に会うなと言われた日からアルミとは会うことができなかった。連絡も一応しては見たが返ってこないし既読もつかない。

 アルミ、母親に何が言われたんだろうな。仕方ないか。

 そう思うようにし私はアキラの側にいながらもアルミからの返信を待った。そして数ヶ月後に一度だけアルミから電話がきた。


「もしもし。クナン元気?」

「ああ。私は元気だ。それよりすまなかった。私はアルミのことを守ろうとアキラ側にいったのに結局私はアルミを守るところかいじめを加速させただけだった」

「仕方ないよ。それに私は君を恨んじゃいないよ。だから気にしないでくれ。私は数日後には高校にいけるようになるからその時また会ってくれるかい?」


 アルミは私を責めたりしなかった。アルミの優しさに思わず私は電話越しに泣いてしまった。


「ふふ。君は心配性だな。母さんがなんと言おうと私は君のことが好きだから。だから他人に言われたことなど気にするな」


 私はアルミにそう言われアルミに「ありがとう」と言った後電話をきり、そして数日後私はクラスごと異世界召喚された。

 私は異世界召喚された後正直に言えばずっと帰ることだけを考えていた。コウタが追放されるまでは。


(やばい。正直なところ私も自分の異能がわかっていない。どうすれば)


 この時だけは本当に肝が冷えた。だが皮肉なもんかアキラのおかげで私はなんの疑いもなく馴染むことができた。そしてアキラのグループに入り、私は自分の組織を作ることをそして私は一人の異能使いを誤って殺してしまった。本当にたまたまだった。持っていた剣に私が殺す気のなかった奴が刺さったのだ。そして私は異能に目覚めた。トリニティの異能によりはじめて得た異能は殺した人の異能、選択の異能だ。最初はこの異能はハズレ異能だと思っていた。だがこの異能は存外使えてアキラグループの奴らを思うように殺せアキラを絶望させた後殺すこともできた。そして今はトリニティの組織を作り、魔王とも交渉し、ゴールン都市を奪って私は帰るための計画をたてたのだ。どれだけ時間がかかろうと必ず帰るための計画を。

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