VSゼーダス 3
「私はこんなところで負けるわけには、私はやつをクナン、を」
ルクンは片腕をおさえながら言うとゼーダスは
「お前は危険だからここで確実に殺すよい。お前の異能はふいうちでならクナン様を殺すかもしれないよい。だから今」
ゼーダスはスルカの剣でルクンのもう片方の腕を斬りおとす。
「うぐぅ!」
「し、照準が、あわない。傷が、深すぎる。やはりもう、だが貴様、だけでも、ころしてやる、よい!」
ゼーダスは剣をふりあげおろそうとする前に俺はゼーダスに接近し、ゼーダスの腹部を殴る。
「ぐぉ」
「やらせはしないよ。ルクン!無事かとは効かないが大丈夫か?」
「よけいな、おせわ、よ」
ルクンは俺に言った後、出血が多かったのか意識を失う。どうする。キヅラは外に置いてきたし俺ができるのはせいぜい応急処置程度。このままじゃルクンが
「そいつは、殺す、よい。おいらが、今、ここで、死んだと、しても!」
ゼーダスは腹部をおさえながらゆっくり俺に近づき、ルクンに向かって剣をふりおろす。俺はゼーダスの持っている剣を異能の糸で止めようとしたがルクンはもう目覚めていたのか俺の事をつきとばし、ルクンはゼーダスに斬られる。
「これで、いい、のよ。バロー、のことは、心配だけど、あんたに、まかせ、るわ。後こいつのことは、私に任せて、もう、いきな、さい」
ルクンは息絶え絶えになりながら俺に言う。ゼーダスの剣はルクンの胸から下半身にかけて斬っておりもう完全に手遅れだと誰でもわかるぐらいに傷が深かった。
「ルクン」
「いい、んだ。私が、勝手に、ついてきて、勝手に、やら、れる。それだ、けのはな、し、よ。心配とか、は、しなくていい、わ。さっさ、といきな、さい」
ルクンは血を吐きながら俺たちに言うと俺はマルセ達を連れて次の階層に向かう。移動する前にチウルスが
「お前根性あるの。酷いこと言って悪かったの」
「気に、しなくて、いい、わ。結果は、どうあれ、私は一度、あなたを、殺そうと、した。だから、謝る必要なんて、ない、わ」
ルクンはチウルスに言うとチウルスはあらためて一礼し、俺たちの後についてきた。
コウタ達が階段を登っていく姿を見た後ルクンは
「さて、最後くらいは、もう少し、ふんばろう、かしら」
「お互い、どうせ、死ぬんだ。最後くらいは拳でやらね、ぇかよい」
ゼーダスは腹部をおさえながら立ち上がるとルクンは呆れ笑いしながら
「な、に、言って、んだ?もう、さっき、したこと、忘れ、たのかよ。私にはもう、両手は」
「そう、だった。は、はは。もう視界がおぼろげ、だし、頭も、はたら、か」
ゼーダスはそこまで言うとそのまま地面にへたり込み、ゼーダスをおうようにルクンも地面に倒れながら息をひきとった。




