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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第3章 ゴールン都市防衛編

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VSゼーダス

 見えない壁を張る異能か。確かにマルセはやりにくいだろう。だが俺なら


「ちなみにおいらの張る見えない壁は異能だけを防ぐよい。物理は防がないよい」


 ゼーダスは自分の異能について言うとマルセは


「別に私は物理は弱いわけではありません。だから」


 マルセは腰にかけていた剣を抜くとゼーダスに斬りかかるが


「あまいあまい。その程度じゃおいらはやれないよ」


 マルセの攻撃をゼーダスは避け腹部に蹴りをくらわせる。


「うぐっ!」

「マルセ!」


 俺はゼーダスの蹴りをくらい後方にとばされたマルセに近寄るとマルセは申し訳なさそうに


「すいません。コウタさん。こんな無様を晒してしまって」

「気にするな。やつは時間稼ぎだけは得意らしいからな。だが異能なしの戦闘でも少しできるようだ。だがな」


 ゼーダスは俺の方角にくるがスルカが斬りかかる。


「スルカ。私より弱いあんたじゃ勝てないわ。やめときなさい」

「そんなこと言わずに少しは自分にも見せ場を作らせてくださいよ」


 スルカは剣をかまえてゼーダスの前に立つとゼーダスは


「そこの女の忠告を受けた方がいいよい。お前じゃおいらには勝てねぇよい」

「そんなものやってみないとわかりませんよ!」


 スルカはゼーダスに攻撃するがゼーダスは全て流すようにかわし、スルカの攻撃は全く当たらない。


「スルカ!あんたの異能を使いながら協力するわよ!」

「わかりましたマルセさん!」


 マルセは起き上がってすぐにゼーダスに対し攻撃するとゼーダスは呆れたように


「何回言わせるんだよい。近接戦闘でもお前らはおいらには勝てないよい」

「それはどうかな?私達一人一人こうして近接戦が得意であり更に」


 マルセが喋りながらゼーダスに剣を向けるがゼーダスはマルセの攻撃を避ける。そしてその後スルカはゼーダスに向かって攻撃するが


「当たらないと何度言ったらわかるよい!」

「諦めが悪いんですよ自分。それに自分はそこにはいません」

「はぁ?何訳の分からんこと言って」


 ゼーダスはスルカに言ったはずがスルカがいた場所にはなぜかマルセがいた。そしてゼーダスは脇腹にかなりの激痛を感じる。


「っ!」

「スルカの異能は一人でも使えるが複数だと更に使える。それに相手は考えないといけない。どう対処しないとならないかを考えるからだ」


 俺はゼーダスに対し言うとゼーダスは俺を睨みながら


「た、高みの見物をしてる、お前に言われたくは、ない、よい」


 ゼーダスは腹部を押さえながら血を吐く。


「ふ、ふふ。やはりこうでなくては面白くないよい」

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