白い鎧の軍人
白い鎧を着た人はクズルアに向けて大剣を振りおろすがクズルアは両足が折れているのにクズルアとは反対方向に移動していた。
「へぇ。両足おったのに移動できるとは。弱きものでも逃げ足ははやいというやつかな?」
「さぁね。それはわかんないっすよ。それに両足折れたからってなんっすか?別に戦えないってわけじゃないっすよ」
「それはそれはいい心がけだ。これでは弱者をいたぶるだけのみっともないショーに見えてしまう。強い俺はそれでも構わんが弱いお前は嫌だろう?」
白い鎧を着た人はクズルアに言うとクズルアは顔面の兜に向かって殴りかかり
「いい加減名乗ったらどうっすか?自分は相手に対し名乗らない奴は嫌いっすよ」
「いや名乗ってもかまわんが強い俺の名を聞けば戦意がなくなるかもしれんぞ」
「生憎だけど自分はそれくらいのことで戦意を失ったりしない。だから名乗っす!」
クズルアが白い鎧を着た人に言うと白い鎧を着た人は兜をかぶっているので見えないがやたらと嬉しそうな感じで
「期待はせんがいいだろう。名乗ってやる。強い俺の名はカンダ・クランダ。またの名を右方のカンダだ」
白い鎧を着た人はカンダと名乗るとクズルアもにやけ
「カンダか。自分はクズルアっす。それじゃぶち殺してやるっすよ!」
クズルアはカンダに攻撃するがクズルアの攻撃はなぜか全て無効化され両腕も反対方向に曲がっていた。
「バカの一つ覚えみたいにやって満足か?」
「いやぁ。これはもう無理っすね。どうしようもないっす」
クズルアは地面に倒れながら言うとカンダは
「この辺にしておいてやるよ。ほおっておけば死ぬだろうしな。強い俺はあまり弱いものいじめなどしたくないのだ」
カンダは帝国に戻ろうとするとクズルアは
「お前の異能をもらうっす。そうすれば自分は今死なずに」
「強い俺の異能をとる、だと?トリニティの異能とやらなら確かにできるだろうな。だがな。お前は言ってはならんことを言った。帝王の右方たる強い俺の異能をとる、と。いいか?できるとしてもその言葉は言ってはならんのだ。それにお前には強い俺の異能を奪えん。お前と戦っていてなんとなくわかったんだがお前物理系で特殊系の異能は使わんよな?」
「......そうだとも。自分は肉体強化とか物理専門のトリニティ。だからこそお前の異能を」
クズルアはカンダに言うとカンダは自分の鎧に手を当て何かした後クズルアに近づくとクズルアは地面でなぜか次第に潰れていく。
「こ、れは」
「強い俺の異能を教える義理はない。そのまま圧死せよ」
カンダはクズルアに言った後クズルアの体は完全に潰れてクズルアがいた場所には赤い血溜まりだけが残り、クズルアを処理した後カンダは帝国に戻った。




