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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第3章 ゴールン都市防衛編

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別行動

「すまない。ルクンはただ、あの二人のことになると感情が爆発するんだよ。いつもはめんどくさがって何にもやる気をおこさないあいつがだ」

「それはいいことかもしれないけど俺の仲間に危害を加えられるのは困る。それにやつは今冷静さを欠いているだろ?だからできれば行動を共にもしたくない。何をしてくるかもわからんしな」


 俺はギルドマスターに言うとギルドマスターは納得したのかわからないが頭をかきながら


「ま、こうなったのは私のせいでもあるから私がどうにかするよ。迷惑をかけてすまないね」


 ギルドマスターは俺たちに言った後ルクンの後を追っていく。ギルドマスターは引退宣言をしている以上ゴールン都市はもはや風前の灯、しかし敵がトリニティの拠点を教えてくれんなら俺たちがすぐに攻めてクナンを殺せればゴールン都市もしばらくは大丈夫なはず。


「マルセ。俺たちを地図の示してあった場所にまで案内してくれ。早急にクナンをどうにかしよう」

「コウタさんならそう言ってくれると私は思っていました。それではすぐに向かいましょう。善は急げというやつです」

「なのなの!チウ達でゴールン都市を救うの!後そこの」


 チウルスはスルカを指差すとスルカは


「チウはお前のこと、好きじゃないし、なれないの。でも恩は必ず返す主義なの。それにお前がどこかで野垂れ死ぬとコウタ兄ちゃんが困るの。だからお前のこといじめるのはもうやめるの」

「やっぱりいじめてたんですね。わかりきってはいましたけど。まぁいいですよ。個人的には仲間と認めてくれたことの方が嬉しいので」


 スルカはチウルスの頭を撫でようとするとチウルスはスルカの手をはじいてマルセに抱きつく。


「そこまでは許していないの。あまり親しくしないで欲しいの」

「手厳しいな。ま、いいか」


 スルカはじゃっかん顔をにやけながら言った後今度はマリネットが


「みんなで攻めるんですか?その、トリニティの拠点に」

「ああ。どうしたマリネット。怖いのか?」

「いや、そんなことはないです。でもコウタさんの、異世界人の方はどうするんですか?主な戦力はいないはず」


 マリネットが俺にクラスメイトのことを言った後にギルドの扉が勢いよく開く。


「それに関してはマナカ達に任せて」


 ギルドの中にクラスメイトの女二人、マナカとナギサが入ってきた。


「お前たち!無事だったのか!」

「無事に決まっているですよ。それよりマナカとこいつでクラスの奴らは守りますから早くクナンをやってきてください。彼の罪はもはや死でしか償えないくらいですから」


 マナカは俺に睨みながら言うとナギサも頷いていた。二人に話したいこともあったがマナカが「さっさといくです」というから俺はマルセの後に続いて地図の場所に向かった。

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