怒る女 2
「そこの人。もうこいつらは用済み?」
ルクンはスルカに聞くとスルカはルクンに
「もう殺してもいいけどルクン。君の異能は使っちゃだめだよ。もったいないから」
「......私に指図しないで。帝国のラウンズ風情が」
ルクンは地面に倒れている、キヅラの異能で歳をとった老人達に
「お前らはトリニティのこうせいいんだったんだな。なら死ぬより苦しいものを見せてから殺してあげる」
ルクンは手を前に出すと地面に転がっていた老人達は急に苦しみだす。
「あ、あぁ!痛い!痛い痛い痛い!やめてくれぇ!これ以上針で体を刺さないでくれ!」
「うわぁぁぁぁ!くるな!くるなー!」
なんだ?なんで苦しみ出したんだこいつら?歳でぼけたとかか?
「私の異能はあなた達に永遠に苦痛を与え続ける。私が死んでいいと思うまでわね」
ルクンは地面に倒れている人達に言うとキヅラが異能でまた若返らせたのかギルドマスターが俺の隣にいた。姿は若返りすぎて俺と同い年くらいにまで若返っている。
「ギルドマスター。そんなに若返ったのか?」
「いやー。生命エネルギーを注いでもらったらかなり若くなっちゃったよ。これじゃギルマスだなんてもう言えないじゃないか。ただの若ぞうだよ」
「そうだな。俺と同い年くらいに見えるし」
「ま、体的な若さだけで言えばそうね。でも全然年増ですよ私は」
ギルドマスターは俺に笑いながら言った後ルクンに近づき
「ルクン。そいつらは雑魚だ。だからそんな苦しめなくてもいい。そこまで酷いことをする姿をアフガンは望んでないよ」
「ギルドマスター。あなたに恩義はあるけどアフガンのこと私より知ってるようないい方しないでほしい。私の方がアフガン、バローのことはよくわかっているから。それにこんなことしてもアフガンが喜ばないのはわかってる。ただの自己満足だよ」
ルクンはギルドマスターに言った後、ギルドマスターは
「ルクン。君に頼みがある。今の私はこんな状態だ。とてもじゃないけどギルドマスターなんてやっていける状態じゃない。だから今回の件が終わったら」
「......私にギルドマスターをやれと?無理な話ですよ。こんな私でも帝王様に忠誠を誓っている。それを無下にすれば私は右方と左方に消される」
右方と左方って確か帝王の側近?だったか。今の強気なルクンでも恐れるほどとはそんなに強いのか。
「そうかそうか。無理言って悪かった。ま、ギルドのことは後から考えるとしてコウタさん。あんたのお仲間がコウタさんに話したいことがあるっぽいが?」




