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嫉妬のセイバン

「おー。こわこわだーね。でもお前如きにわたーしはとらえられないだーね」


 セイバンは俺に言うと掴んでいたはずの顔は消え、別の何かをつかまされていた。


「これは」

「これは魔王様からの言葉だーね。心して聞くだーね」


 セイバンは俺たちに言った後一呼吸ついた後


 「シナコはもらって行く。式には呼んでやるからその時まで待て」


 式だと?舐めているのか?


「なめているのか?お前如き消すのは簡単なんだぞ?さっさと居場所をはけ」


 俺はセイバンに言うがセイバンは笑い


「お前ら人間風情にわたーしがとらえらるわけないだーね。お前の呪い喰いはムカつくほどに嫌いだけどわたーしの能力には勝てないだーね。絶対」

「ならやってみるか?」


 俺は手を前に出し、爆炎を使おうとするとアルカナは俺の隣に現れ


「ダメです主人様。こんな狭い場所で爆炎を使えば」

「黙れアルカナ!シナコが攫われたんだ!今はそんなこと」


 俺がアルカナに叫ぶとセイバンは俺の前から瞬時に消える。

 くそ!逃げられた!アルカナがとめなければ


「主人様。今は先にゴールン都市の問題です。シナコはおそらく人質だと思われます」

「人質だと?何でそんなことがわかる!」


 俺は隣に現れたアルカナに向かって叫ぶとマルセが


「コウタさん!やめてください!」

「何をやめるんだ!シナコがさらわれたんだぞ!」

「冷静さをかくのはわかりますが叫ぶのはやめてください!チウちゃんがかなり責任を感じてしまいます!」


 マルセが俺に向かって言うと俺はチウルスを見る。チウルスは今にも泣きそうだった。そうだ。まだチウルスは子供なんだ。このまま俺が喚いていればずっと自分のせいだと言って落ち込んでしまうかもしれん。


「チ、チウちゃん。別に責任とか」

「コウタ兄ちゃん。それは無理があるの。責任は感じてるの。だから次あのセイバンとか言うやつに会ったらチウがとっちめてやるの!」


 チウルスは元気よく言うがやはりあまり元気がない。やっぱりひきずるか。仕方ない。


「わかった。シナコのことは心配だけど今はトリニティのことをどうにかしようか。人質というくらいだから生贄とかそんなものにはしないと思うし」


 俺はチウルスに言った後、嫉妬のセイバンが渡したものを俺は見る。これは、何かの地図?


「これはどこかの地図ですね?まさか罠とか?」


 俺がセイバンに握らされていた地図を開いた後マルセが言うとアルカナが


「この地図に記されているマルのマークがしてあるもの。ここはおそらくですが座標かと」

「ここに敵がいるかもしれないとか?そんなバカな話が」


 俺はアルカナに言うとチウルスは手を挙げた。

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