マルセVSスペルダ 2
「あんまりなめてくれるなよ!マルセンラー!」
「マルセだアホ」
スペルダはマルセの爆炎を片腕で相殺すると爆炎で発生した煙を利用し、マルセの視界から消える。
「そうくるのか。なんだ。期待していたほどじゃないね」
「それはこちらのセリフだ!死ねぇい!」
スペルダはマルセに向かって殴りかかるとマルセはまたスペルダの腕を掴み、爆炎でまた腕を燃やし尽くし両腕をぶっとばす。
スペルダは腕を両方やられた後今度は噛みつきにかかりマルセの首を噛もうとする。
「気安く私の首を狙うんじゃないわよ。あんたみたいな小物が触れていいもんじゃないのよ」
マルセはスペルダの攻撃を避けた後顔面に蹴りを入れ、スペルダの顔面を地面にめり込ませた。
「が、あっ」
「お前如きが私に勝とうなんざ無理な話なんだよ。マリネットは運動音痴だからまけただけよ。本来ならマリネットでも勝てるわ。あの子は頭がいいから罠を張るのが上手いのよ。今回もそのおかげでおおにん数を相手にしないで済んだからね」
マルセは地面に寝転ぶスペルダに対し言うとスペルダはなぜか笑いながら
「ふ、ふふ。僕様を倒したからって、調子にのらないほうがいいよ。僕様より強いやつはトリニティには何人もいるんだから」
「そんなことはわかっているわ。それにあんたはまぁ悪くはなかったわよ。ただ相手が悪かった。それだけの話よ」
「相手が悪かった、か。そうか。僕様もそんなこと言われる日が来るなんてなぁ。僕様、運はいい方だからあまり僕様より強いやつとは当たらないと思っていたのに」
「それは残念なことね。それじゃさよなら」
マルセは最後にスペルダを爆炎で塵一つ残さずに消し炭にした。
「チウちゃん。私は終わったからだしていいわよ」
マルセは誰もいなくなった空間で叫ぶとマルセの体は転移した。
俺はチウルスがマルセが戦っていた空間からマルセを俺たちのいる場所に転移させると転移してきた俺の姿を見てマルセは
「こ、これはコウタさん。み、見ていたんですか」
「ああ。見ていたよ。かなり強くなっているんだなマルセ。俺は嬉しいよ」
「お、お褒めに預かり光栄です。すごく嬉しいです」
マルセは照れながら言うとチウルスが
「マルセ姉ちゃんお疲れ様なの!マリネット姉ちゃんたちももうすぐ空間の中にいる敵殺し終わるから出てくると思うの!」
チウルスがマルセに抱きつきながら言ったあとチウルスは
「ありがとうチウちゃん。あなたの空間のおかげで私は自由にやれたわ。私の爆炎細かい調整は面倒だから」