チウルスの空間
コウタが宿屋に戻る数時間前、ゴールン都市の宿屋では、トリニティの集団が襲撃をかけていた。
「お前ら!コウタの仲間たちがこの宿屋にいる!全員始末して構わない!僕様が許可する!」
トリニティのこうせいいんであるスペルダがいうとトリニティの他のこうせいいん達は宿屋の2階へと上がっていく。
「宿屋には誰も入れないようピエンの異能で封じてあるから好きにやってかまわないぞ!」
スペルダがトリニティの仲間達に向かって叫ぶが2階からはトリニティ仲間の悲鳴が聞こえた。
「ス、スペルダ様!大変です!他の奴らは2階に上がった瞬間体がバラバラに!」
「何だと!なら不用意に2階にあがるな!おそらくだけどコウタの仲間だろうね!僕様が先に行く!」
スペルダは2階に上がると2階の部屋の前のところでとまり
「なるほど。これは僕様が前に戦った奴の糸の異能使いだね。これは無視して通ろうとすれば体がバラバラになるね」
スペルダは連れて来ていたトリニティの仲間に言うとトリニティの仲間は
「ではどうすれば!」
「簡単な話だよ。僕様が行く。それだけさ。僕様の異能はあらゆる異能を相殺する!だから!」
スペルダは拳を前に出して
「貫通拳!」
スペルダは拳を前に出し、マリネットが仕掛けた糸の罠を破壊するとトリニティの仲間は
「スペルダさん!大丈夫なんですか!無理やり破壊してましたけど」
「あ?誰の心配してんの?僕様の異能は異能を相殺するんだよ?この程度の罠破壊するのくらいなんてことないさ。それじゃ先に進むよ」
スペルダは2階の部屋の扉を開くと目の前に子供が現れ
「誰なの!ここはただの宿屋なの!何で襲撃なんかしに来たの!」
「それはここにイツク・コウタの仲間がいるという情報を得たからだよ。あいつの仲間は殺しておかないとってクナンガ言うたからね」
スペルダは目の前の子供に言うと目の前の子供はスペルダに謎の構えをとったかと思うと次の瞬間、スペルダは宿屋ではない場所に転移していた。
「ここは、異能で作った空間かな?あの子供の異能かな?」
スペルダは転移した空間内を歩いているとスペルダの目の前に接近する人がいた。
「よう襲撃者さん。殺しにきてあげたよ」
スペルダに近づいた女が言うとスペルダは目の前の女性を見て
「これはこれは大物だね。まさかコウタの仲間の最高戦力候補の相手ができるなんて。僕様ってついてる!」
「そうね。ついてるかもしれないわね。私の爆炎の異能で骨一つ残さず死ねるかもしれないんだからね」