アフガンとルクン
「私は、ルクン。私は両親を、魔族に、殺された。でも、私の、せいだから、私が殺したも、どうぜん」
私がアフガンに言うとアフガンは驚き
「身内を殺したのか?お前も」
「私自身が手を出した、わけじゃない。みんな逃げてる中、私は部屋に引きこも、ってたから、両親は、私を助けようと、して、逃げ遅れて、魔族におそわ、れて死んだ」
私は両親が魔族に殺されるまでの理由を言ったあとアフガンは軽く笑い
「貴様変わったやつだな。自分からそんなことをいうとは。しかし魔族が攻めて来ているにも関わらず部屋に籠るとはある意味すごいやつだな」
「私は、ただ、部屋から、あまり出たく、ないだけ」
「......ふ、ははは!ははは!本当に面白いな貴様は。わかった。今回は大人しく貴様らといよう。この世もまだ捨てたもんじゃないんだな」
アフガンは私に言った後いつまでも泣いているバローに喝をいれていた。
私達はアフガンがいたからうまいこと楽しくやってこれた。あんなやつでもあいつは私達3人の中では中心的存在だった。
「アフガンを、殺した、クナン、は絶対許さない」
私はアフガンとの思い出をふりかえった後ゴールン都市へゆっくりと戻った。
俺、イツク・コウタは片腕がなくなって瀕死に近い状態のバローと一旦宿屋に戻ると宿屋になぜか入れなかった。
「あれ?何で入れないんだ?扉を開けて入ったはずなのにおんなじ場所に戻るんだが?」
俺は一人でぼやいていると俺の隣に俺の異能を制御しているアルカナが現れ
「主人、これは異能によるものです。この異能を使うものを倒さないと宿屋には入れません」
ふむ。それはどうしたものか。このままではバローが死んでしまうかもしれん。応急処置しかしてないからな。
「残念ですがー。ここから先はー。今は立ち入り禁止でーす」
俺の前に特徴的な仮面をした変な格好をした人が現れる。
仮面は傷だらけで右目の方だけ穴が空いており、服装は人に笑ってくれといったかんじのでこぼこな服を着ていた。
「お前は誰だ?」
「おいらはピエン・ローでーす。トリニティのこうせいいんでーす。おいらの異能ドアドアはこんな時しか使えないですけどあしどめには最適ってやつでーすよ」
ピエンと名乗ったやつは俺にいうと俺は貫通糸でピエンの片目を貫く。
「いったーい!痛いよ!いきなり片目貫くなんてひどいでーす。でもね」
ピエンは片目をおさえた後おさえていた片目を開き
「でも貫かれていませーん!貫通してませーん!」