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最強と呼ばれた女 4

「......完敗です。ですが魔王のところへは連れて行けません」


 勇者は私に言うと私は


「なぜだ?なぜ私を連れて行けない?」

「魔王のもとには連れて行けないだけです。それがアタマさんとの約束ですから」


 アタマとの約束?なんだそれ。何で私に魔王を


「アタマさんは、アタマさんは貴方には死んでほしくないんです。おそらく今は魔王は殺しきれません」

「魔王を殺しきれない?それはなぜ?」

「私にもわかりません。ただ、アタマさんがそう言っていたので。あの人には私はいろんな相談もしていました。魔王のこと、私の腕前のこと、そして勇者としての役目を」


 勇者は私に言った後、私は勇者にアタマのことを聞く。


「なんでアタマさんはそこまで魔王のことを?」

「わかりません。私にもなぜアタマさんがそこまで知っていたか。魔王のことを聞いてもこたえてくれなかったので。ですから魔王のもとへはつれていけません。でも魔王までの道をきりひらいてはくれませんか?」


 勇者は剣をおさめ私に言うと私は勇者の手をとり


「仕方ない。アタマが言うなら確かに魔王は殺しきれないんだろう。魔王までの道ならきりひらいてやる。ちょうどうっぷんをはらすのにもいいしな。だが魔王は殺しきれないならお前はどうするんだ?」

「私は私の役目を果たすだけですよ。ですから気にしないでください。大丈夫です。死ぬ気はありませんから」


 勇者は私に言った後私はギルドを他の冒険者に任せ、一旦ギルドとしての営業をやめ私が帰るまではギルドを守らせることにした。

 そして私は帝国に向かい、勇者の邪魔をする魔族を殺し尽くした。その過程でバロー、アフガン、ルクンが魔族に襲われていたのを助けた。それで恩義を感じいつか御恩をかえすと三人は私に頭を下げた。私の私怨でやっていることだから三人には気にしなくていいと当時は言ったがな。

 勇者は魔王は倒すことはできたらしい。だが言っていた通り勇者は魔王を殺すことはできなかったらしい。だから魔王のことは封印した後、勇者は封印の代償に死んだらしい。私は勇者の遺体を王国まで運んだ後ギルドに戻り、ギルドマスターとしての職務に戻った。冒険者は増えたがどうやら奴らはどこで聞いたのか知らないが私が魔族狩りというのを聞き、私の近くにいれば身を守れると思ったらしい。その時は呆れたもんだよ。冒険者はこんな弱い奴らしかいなくなったんだなと、キヅラともう一人の冒険者が現れるまでは。キヅラ達と出会い私はギルドマスターとして生きて行くことを決めた。

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