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クリュセ・ヨウク

 クズシがアーブルル王国からのスパイという単語を出すとヨウクの表情がいつもは後輩感のような表情をしていたがクズシをなめた表情に変わる。


「はぁー。バレてたんすか。ま、流石はアーブルル王国で名を知らないものはいないというノラ・クズシ。そう簡単にはいかないか」


 ヨウクは手に持っていたら槍をクズシに向けると


「自分のことがバレたら厄介っすからね。クズシさんには死んでもらうっす」

「ふん。王国の、誰の隊にいたかは知らないがこの俺を、ノラ・クズシを殺せると思っているのか?」


 クズシも背中から剣を抜くとヨウクは槍でクズシを突きにかかる。


「そいやっ!」

「甘いわ!」


 クズシはヨウクの攻撃を避けた後ヨウクに斬りかかるがクズシの攻撃はヨウクにいとも簡単に避けられる。


「なっ!」

「ごめんねー。自分は相手からの攻撃がスルーに見えるんすよ。だからクズシさんの攻撃は当たらないんす」

「ならば避けられないほど攻撃しまくればいいだけよ!」


 クズシはヨウクに攻撃しまくるが全て避けられ、逆に隙をつかれ剣を持っていた片腕の方を槍で貫かれる。


「ぐっ!」

「だから最初に言ったじゃないっすか。クズシさんじゃ自分には勝てないって」

「若ぞうが!いつまでもいい気になるなよ!」


 クズシはさらにヨウクに斬りかかるがヨウクはクズシの攻撃を避け続け今度は剣をもつ腕の肩の方を貫く。


「うぐ!」

「これで終わりっすよ!クズシさん!」


 ヨウクがクズシに言うとクズシは「ふっ」と言って笑う。


「何がおかしいんすか?まさか負けそうになって頭がおかしくなったんすか?」

「そんなわけないだろ。いやこんな弱いとは思わなくてな。正直拍子抜けだ」

「利き腕をやられてそんな強気だなんてすごいっすね。正直尊敬するっす」


 ヨウクはクズシに言うとクズシは「は?」とヨウクにいい


「利き腕をやられた?何言ってやがる。こんなもん傷のうちにはいらねぇよ」

「そうっすか。ま、いいっすよ。次でとどめ刺すっすから」


 ヨウクはクズシに向けて槍でつきを繰り出すとクズシはヨウクの攻撃を避けた後、ヨウクの目の前にまで移動する。


「無駄っすよ!利き腕をやって、後自分の異能で近距離にいる相手の攻撃がスローに見える異能っすから!クズシさんの攻撃は当たらないっす!」

「うるさいよ」


 クズシは剣を持っている方の腕でヨウクの片腕を斬り落とす。


「な、なぁ!」

「お前は俺の異能を知らないんだな。ま、無理もないか。王国にいた時にもあまり教えてないしな。この異能はバレたら厄介だからな。俺の異能、超回復は」

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