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王国を追放された俺はレア異能呪い喰いで異世界を生き抜く  作者: アークマ
第3章 ゴールン都市防衛編

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VSゼブルス 3

 俺、イツク・コウタは今トリニティの構成員ゼブルスと戦っている。ゼブルスは急に何かを考えていたかと思うと「ふっ」と笑い


「そうだった。思い出したよ。俺はクナンのために負けるわけにはいかんのだ。どれだけ絶望的な状況でもな」


 ゼブルスは俺に言った後両手をあわせ


「異能世界。熱波の世界」


 ゼブルスを中心に景色が変わる。異能世界を使えるだと!ばかな。呪いもちを克服した者しか使えないんじゃ。


「よくみてください主人。ゼブルスのだす異能世界は中途半端です」


 頭の中でアルカナは俺に言った後、俺は周りを見ると確かに異能世界のような自分の世界を作ってはいたが自分の周りだけで俺のまわりにまでは及んでいなかった。


「は、はは!これでいい!俺は呪いもちにはなれない。あれは女しかならないというまさに呪いそのものだからな!だが男の俺でも異能を極めればこれくらいはできるんだよ!」


 ゼブルスは俺に言った後、俺に近づく、すると俺の体がやたらと熱くなり皮膚が少しずつ溶けていく。


「こういうことか!」

「そういうことだよ!」


 俺はゼブルスから距離をおこうとするがゼブルスは距離をおこうとする俺にくらいついてくる。


「逃がさないよ。俺の熱波の世界は不完全こそすれ俺の近距離にさえいればお前は対象となる」

「なかなか頭を使うじゃないか。ならば」


 俺は近づくゼブルスに対し爆炎をくらわせるがゼブルスは平気そうな顔で


「きかねぇな!やる気あんのかよ!コウタぁ」

「やる気はあるさ。それにきかないのならこうやって時間稼ぎをすればいいだけ。あまりかっこうはつかないがだが今のお前にはちょうどいいだろ」


 俺はゼブルスに言うとゼブルスはにやけながら


「何のことやら」

「ん?自分で気づいてないのか?お前も体がとけはじめているぞ」


 俺がゼブルスに言うとゼブルスは自分の体を見るとやつの皮膚もだんだんと溶けていた。


「この程度どうということもない。もともと俺はクナンに拾われていなけりゃ地下牢で死んでた。こうやって戦いで死んだ方が命の使い方としてはいい最後なんだよ!」


 なるほど。最後は華々しく散ろうってか。俺を殺して。だが残念だったな。俺も一人じゃない。


「お前は一人で戦っているがあいにく俺は一人じゃないんだ」

「なんだ?応援を期待しているのか?無駄だ。この場には誰もこない。トリニティのこうせいいんが他のお前の仲間と」

「ふ、ふおっ、ふお。わ、わしもあの程度で、やられると、思って、いるとは。み、みくびられたもんだ、ぞい」

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