ゼブルス 過去 3
俺は両親を殺した後帝国をふらついていると軍の人間に囲まれ、拘束され地下牢にぶち込まれた。
「お前はやりすぎたのだ。ラウンズではないが軍の中でもそこそこの実力者だったやつを殺すとは。貴様は親殺しの犯罪者だ」
「俺が犯罪者? 違うな。俺はただ俺の思う通りにしただけの話だ」
俺は地下牢の看守に言うが看守は俺の言葉には聞く耳を持たず、自分が話したときなかしか話さないクソみたいな看守だった。
地下牢で死ぬような生活をさせられ数年、その日はやたらと地下牢がうるさく、そして一人の男がなぜか俺の地下牢前にとまり、俺に話しかけてきた。
「やぁ。君がゼブルスかな?」
「......そうだけど一体何のようかな?俺は犯罪者らしいから近寄らない方がいいぞ」
俺は地下牢にきたその男に言うと男は軽く笑い
「犯罪者でもけっこう。私のつくる組織には君のような人が必要だ。よければ私についてこないか?」
「......なんで俺を誘う?俺はそんな強い異能ではないんだぞ?それに俺は両親をこの手で殺した。いつ寝首をかくかもわからんぞ?」
俺は地下牢にきた男に言うと男は軽く笑いながら
「寝首をかく?できるものならしてみるといいさ。それに私はお前はそんなことしないと知っている。お前のことは調べたからな。お前のように自分の生き方を自分で決めるようなやつが私には必要だ」
「そうか。俺のことは調べたか。なるほど。何でわざわざ俺を仲間にしにきたのか分からなかったけどわざわざ俺なんかを調べるなんてな。 変わった男だ」
「ふ。変わった男ね。そうかもしれないね。私は私の目的のためなら何でもするからさ。だから私の仲間になってくれ。君が必要だ」
男は俺に手を伸ばすと俺は男の手をとり
「わかった。俺はお前の仲間になる。お前なら俺をちゃんと使ってくれそうだからな。旦那、あんたの名前は?」
「そうだった。まだ名前も教えてなかったな。 私の名はクナン。君はゼブルスでよかったな?」
俺と喋っていた男、クナンは俺に名乗るとクナンは俺の名前をいい、俺は頷く。
「では行こうかゼブルス。地下牢は君には相応しくない。早く出ていこう」
「そうだな。俺もここにはもう飽きていた。生きる目的がなかったからここにいただけ。今はもうあなたについて行くと決めたから出ていこう」
俺はその日からクナンについて行き、地下牢から出て帝国からも去った。
そして、地下牢を出た日から俺はクナンの為、自分の為に動いた。
俺はクナンのために負けるわけにはいかんのだった。




