VSゼブルス 2
「くぅ!」
バローはゼブルスの攻撃を避けていたが隙をつかれたせいか腕を片方掴まれ
「しまっ!」
「溶けちまいな」
バローの片腕はドロドロになって溶ける。
「っつ!」
「片腕はもらった。そして」
バローは片腕を溶かされた後ふらふらと後方に下がったあとゼブルスはバローの腹部に蹴りをいれる。
「お前はもう終わりだ」
「ぞいっ!」
バローは蹴られた後地面を転がると腹部に手を当てもがき苦しんでいた。
「っ!はぁはぁ。これは、やばいぞい」
「腹部を庇ったみたいだが俺の異能の熱はかすっただけでもそれなりにくるぜ」
ゼブルスがバローに言うとバローは腹部を抑えもがいた後に片腕の痛みもあったのか、そのまま気絶する。
「さて。邪魔ものは片付けたし本番と行こうか。なぁ。コウタ」
ゼブルスは俺の方を振り向くと俺を見ながら笑う。
「本番か。やつに対しては失礼だとは思うがまぁいいだろう。この前の続きといこうか」
ゼブルスが構えると俺は手を前に出して
「まずは場所を変えようか。空間転移」
俺はチウルスの異能を使い、森から異能で作った空間内にゼブルスを連れ転移した。
「これは空間を作る異能か?」
「そんなところだ。俺の仲間ならこの空間を作ってこの空間ないを好きなようにできるがあいにく俺は空間を作るしかできん。だがサシでやるには丁度いいだろ?」
「そうだな。サシでやるには丁度いいな。それじゃ行くぜ!」
ゼブルスは接近してくると俺はマリネットの異能を使い、俺の目の前に切断糸を張る。おれが何かを張ったのに勘づいたのかゼブルスはおれの前でとまる。
「危ない危ない。コウタ。お前自分の目の前になんか張ったろ」
「よくわかったな。そう俺の目の前には切断糸を張った。そして」
俺は指を一本ゼブルスに向け
「貫通糸!」
「っ!?」
俺の貫通糸でゼブルスの右肩らへんを貫くと細い穴が空きそこから血が垂れる。
「こんな細い穴くらいなら大したことないぜ」
「確かに小さい穴ならそうかもな。でもな」
俺はもう一発貫通糸ゼブルスにくらわせる。
「そんな細い糸ごときで俺を倒せると?」
「何発もくらわせれば片腕はつかいものにならなくなるだろ。それに」
俺はゼブルスに近づき切断糸をゼブルスに向けて放つとゼブルスは俺の切断糸を避ける。
「こうやっていればお前はいずれはバラバラか穴だらけになる。時間の問題ってやつさ。お前の異能は俺の爆炎で無効化もできる。まさにお前は詰んだってやつさ」
「それは簡単に言ってくれるな。俺がこの程度で諦めると?ならば俺はすでにこの異能の時点で諦めているさ。俺の異能は触れなければ使えない微妙な異能だからな」