申し出
二人で笑いながら話していると俺は二人に近づき。
「一体お前は何をしにきたんだ?えと、確か」
「バローだバロー。わざと間違えるのはやめてほしいぞい。それでわしはお前に用があるぞい。キヅラ様は先にギルドにいかれよ。わしとコウタ殿は後から行くからぞい」
バローは俺にいうとキヅラは「わかった」と言った後にギルドの方に歩いて行く。
「それで?俺にようとは?」
「ふおっふお。簡単な話だぞい。お前がどこまでできるのかわしに見せてほしいんだぞい。端的に言えば手合わせを願う、だぞい」
バローは顎髭を撫でながら俺に言う。
「俺の実力がみたいのか?」
「そうだぞい。あのギルドマスターが言うからには実力はかなりできると思っているがやはりためしてみないとわからないんだぞい」
「それはそうとも言えるな。正直なとこ俺もお前らがどれだけできるか見てみたかったしな」
「ふおっふお。そうかそうか。ならばここから少し出た場所で軽く揉んでやるぞい」
バローは手に持っていた長い杖を俺に向けて言うと俺はその杖に触れて
「それはこちらのセリフだよ。じゃ行こうか。俺はあんたについて行くから」
「ふおっふお。ありがとうだぞい。では行こうかだぞい」
バローは地面に杖を当てながらゆっくり歩き始め俺はバローの後について行き、ゴールン都市から出て数十分、ゴールン都市からかなり距離が離れた場所で
「ここら辺でいいかだぞい」
「そうだな。ある程度都市から離れている。ここら辺なら迷惑はかからないだろ」
「そうだぞい。これだけ離れていれば問題ないぞい」
俺とバローはある程度距離をおいた後バローは杖を俺に向けると
「それじゃこちらから行くぞい。ふん!」
バローは俺に向かって地面に転がっていた石ころなどを飛ばしてくる。
「これは物を飛ばす異能か?」
「いかにもだぞい。わしの異能は物を浮かせたりする異能。今お前を襲っているようにだぞい」
バローは俺に言った後俺に向かって飛んできた石ころとかを俺は爆炎でふきとばす。
「ほう。それはすごい異能だぞい」
「そう。この異能はすごいんだよ。爆炎。これで石ころ程度なら簡単に飛ばせるさ」
「ふおっふお。なら少し戦法をかえさせてもるうぞい」
バローは石ころを自分の周りに地面に転がる石ころを浮かせて
「それ。礫のラッシュだぞい」
バローは自分の周りに浮かせた小石を何発かに分けて俺に飛ばしてくる。
「そうくるか。でも俺はこの程度なら避けられるぞ」
「まぁみてるぞい。人間いつまでも避けてはいられんからだぞい」