帝国三傑 3
今日はお開きということになりギルドマスターは三人を連れて行くとギルドマスター達と別れた後アルカナがまた俺の隣に現れ
「主人。スルカがトリニティの幹部と戦いましたが敗北。殺されそうになったところにマルセが間に合い、マルセがスルカを倒したトリニティの幹部を倒しました。またマルセがとどめを刺そうとしたところに別の幹部が現れ、痛みわけという感じにお互いに味方を連れひいたらしいです。マルセも今こちらに向かっています。スルカを連れて」
スルカは殺されなかったか。よかった。知ったやつが死ぬのはもうごめんだからな。マルセも無事でよかった。
「もうしばらくすれば宿に着くと思いますので私達も宿に戻りませんか?」
「そうだな。今日のところはもうゆっくりするか」
俺はアルカナに言ったあとギルドから出て宿に向かった。
宿屋に着くと入り口付近でふらふらとはいかいしているシナコがいた。
「あ!コウタだー!コウター」
「シナコ。今帰ってきたよ」
「うん!おかえり!コウタ」
シナコは俺に抱きついてくると俺はシナコの頭を撫でる
「えへへ。コウタが頭撫でてる!」
「ああ。いい子にはなでなでしてやらないといけないからな。ちゃんとチウルス達の言うことを聞いてたんだろ?」
「うん!チウちゃん達と仲良くしてた!今はチウちゃん休んでるからわたしはこの辺散歩してた!」
シナコは笑顔で言った後に俺はまた頭を撫でていると
「コウタ。やっときたのか」
「キヅラ。お前も今日は宿にいたのか」
俺はキヅラに聞くとキヅラは
「まぁマルセが人助けにいったんなら私は残ってないとだめだろうしね。チウルスをおいていくのは心許ないし、マリネットのやつは遠慮がちで宿から出て行くし。消去法ってやつだよ」
キヅラは照れながら言った後俺はキヅラに
「そうか。残ってくれててありがとうな。消去法でも嬉しいよ」
「当たり前ってやつさ。それより早く宿に戻りなよ。コウタは最近かなり頑張ってるから休んだ方がいい」
キヅラは俺に言うとシナコは俺のそばで
「そうだよ!コウタは頑張ってるから休まないと!私もなでなでしてあげる!」
シナコはとびっきりの笑顔で俺に言う。
この前よりはおちついてるな。これ以上親しいやつが死ななければ大丈夫なはずだ。きっとシナコはもとに戻るはず。
「早く行こう!コウタ!」
「ああ。今行くよ」
このゴールン都市はおそらく戦場になるかもしれないから休める時に休んでおかないとな。それも大事なことだ。
俺はシナコ、キヅラと共に宿の部屋に戻った。