帝国の三傑
「わたし、外の人達、嫌い。でもギルドマスター
あなたは、好き」
「ありがとうのう。ルクン、私もお前さんがすきじゃよ。友としてな」
ギルドマスターはローブを被っているルクンと呼ばれた人に言うと俺は
「ちょっと待ってくれ。四人だけで話を進めないでくれ。わけがわからんし」
「すまないのう。今紹介する。この三人は帝国のラウンズに席をおいてはおらんが帝国の中ではかなりの腕を持つ私が信頼する三人じゃ」
ギルドマスターは三人を指して言うと最初にギルドマスターと喋っていた顎髭が長い男が
「お前がイツク・コウタぞい?ギルドマスターから話は聞いているぞい。わしの名はバロー・クレード。よろしくだぞい」
バローは俺に名乗ったあと次に片腕が義手の男が
「コウタ君。君のことはあてにしているよ。我はアフガン・オーガルだ。よろしく頼む。我のこの義手についてはあまり気にしないでくれ。若い頃に無理をして無様に片腕を斬りおとされてな」
「それはなかなかいい人生を送っていますね」
「なかなかいい人生か。はは!よう言うわ!」
アフガンは俺に笑いながら言った後最後にローブをきていた人が
「名前、ルクン・ラリ。私、コウタに全部任せて、こもる」
「だめじゃだめじゃ。お前さんのこともあてにしてるんじゃから戦いなさい」
ギルドマスターがルクンに言うとルクンは不機嫌そうだった。
「ところでお前さんらなら大丈夫だとは思っていたがなんなく来れてよかった」
ギルドマスターは三人に言うとバローとアフガンは笑い
「わしらが簡単にくたばるようなたまに見えるかぞい?」
「そうだぞギルドマスター。いまの我らより強いものは帝国ラウンズ第一席と帝王の側近、左方と右方くらいだ」
アフガンが言った後にギルドマスターが驚きながら
「負けず嫌いなお前さんらが認めているやつが私以外にいるとは珍しい。なんじゃ?そいつらに負けたんか」
「そうだぞい。少なくともわしはラウンズ第一席にボコられたし右方と左方には気迫で負けたわ。あんなもん人間じゃないぞい」
「右方と左方は帝王陛下のもっとも信頼する護衛。やはり一味違ったよ。我も悔しいがあの二人には戦いを挑もうとは思わん。第一席とは殴りあえるがな」
二人が帝国の戦力について行った後に俺は
「ならどうしてあんた達三人しか来ないんだ?他の奴らもきていいだろうに」
「そりゃわしらが恩義があるからだぞい。わしら三人は帝王陛下の命以外でも独断で動けるんだぞい。帝国では稀なケースだぞい。わしら三人はな」