アガベ・ソウカ 3
マルセの爆炎をもろにくらい地面を転がり気絶していたアガベはふと過去のことを思い出す。
「そう、だ。アガベは、こんな、ところ、で」
「こんなところで?何かしら?もう死亡確定だけど」
マルセはアガベに近づきながら言うとアガベは吐血しながらも立ち上がり
「アガベを、なめる、な。まだ、まだだ。アガベは、ま、だ」
「無理をするな。お前はもう楽になった方がいい」
マルセはアガベに近づきアガベはマルセの爆炎をトリニティブックで防ぐが爆風で後方にかなりふきとぶ。
「うぐっ!」
「お前じゃ私には勝てないよ。異能は普通の異能だけど私はこの爆炎を極めた上に呪いもちになってコウタさんの呪い喰いで喰われた後さらに異能は強くなった。これが異能を超えた異能。冥土の土産に見せてやろう」
マルセがかまえた瞬間にマルセとアガベの間に誰かがわってはいる。
「ちょーっと無様すぎやしないっすか?アガベ」
男は地面に倒れるアガベを見ながら言うとアガベは
「なんで、クズルア、お前が、ここに」
「そりゃ勝手なことして死にそうになってるどっかの誰かさんを助けに来てやったんすよ」
「よけい、なおせ、わ、ごふっ!」
アガベは血を吐いた後に仰向けに倒れ気絶する。
「すぐに気絶するような女が何言ってるんすかねぇ。ま、いいや。あんたはイツク・コウタの仲間っすよね?」
「そうですが?あなたも私とやりますか?」
「いやいや。自分はまだまだすっからやめておくっす。今回はこいつを回収しに来ただけっすから。お互い痛みわけといきましょうよ」
男はマルセに言うとマルセは
「そうね。私もスルカさえ生きて帰してくれれば別にいいわ」
「そうっすか!それじゃお互いに回収する人は回収して帰りましょっす!」
男は気絶したアガベを背負って帰り男の後が見えなくなった後マルセは少し地面に座ると
「はぁ。逃げてくれて助かった。認めたくはないけど私は多分あいつとは相性が悪い。あいつはおそらくだけど戦闘面で言えば私より強いか、私がうまく戦えば勝てるかどうか」
マルセが座って休んでいる間にスルカは意識を取り戻し
「じ、自分はあいつにやら、れたはず」
「起きたかスルカ。今は帰るぞ。コウタさんがあなたのことを心配していなければあなたは本当に死んでたわ。コウタさんに感謝するといいわ」
「そう、だな。帝国軍人のラウンズとしてこんな簡単に負けるとは。このままでは帝国に帰れん。君たちのところで世話になってもいいかな?」
スルカはマルセに言うとマルセは「大丈夫だと思いますよ」と答えた。